今製作しているパラゴンレプリカのフロントレッグに使用するウォルナット材が入荷致しました。
フロントレッグには、ウォルナット材の無垢材を使用します。
厚さが、60㎜以上のブロック材が必要でいつも入手に苦労します。
また、歩留まりが悪く材積の約半分は廃棄になります。 やはりその形状から歩留まりが悪いのです。
従って、1950年代後半から製造されていたパラゴンも、部分的に部材を貼り合わせたフロントレッグを 製作していたのです。
その時代のアメリカ国内でさえ大きいブロック材の入手困難なために、
1本のウォルナット材から削り出したフロントレッグは製作されて無いようです。
次に樹種ですが、正式には、アメリカ産のブラックウォルナット材を使用します。
この材は、世界の3大銘木の一つであるだけあって、すべてに優れています。
製作者の観点になりますが、とにかく削っていて楽しい材です。
よく切れる刃物で削ると、思うように削れて、削った肌がきれいです。
長さ90㎝、幅27㎝、厚さ6㎝のブラックウォルナット材です。この材から4本分のフロントレッグのパーツを製作します。
残念ながら材積の約半分は廃棄です。この材殆ど欠点がありません。
詰まった滑らかな材質です。
こちらの白い材は、国内産のクルミ材です。正確に樹種は分かりません。沢クルミか鬼クルミでしょう。
オリジナルのフロントレッグです。これを横に置いて削ります。
このように見えないところで、材を接着しています。 厚い部分は、60㎜あります。
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