パラゴンレプリカの製作で一番難しい技術は何かと質問されたすれば、今は迷うことなく突板貼りと答えます。
作業の慣れ、手順の変更、材料の変更、新しい道具の導入等で難度の高い作業内容は変わってきています。
以前から突板貼りは、難度の高い作業でしたが克服出来ていなくて依然として私にとって難しい作業です。
その原因としては、作業条件が毎回変わるので、同じ結果にならないのではと思っています。
つまり、天然の突板木目の違いが大きくて、それに加えて気温・湿度が変わるからです。
同じ材料、同じ接着剤、同じ作業手順で行っても同じ結果にはならないのです。
教えてくれる職人さんがいたらお金を払ってでも教えてもらいたいくらいです。
そこで練習です。
無仕上げのLE8-1用の箱に突板貼りの練習をしてみました。
パラゴンレプリカと同じウォルナット突板でマホガニーブラウン色です。
今回は、今のところ上手く行っています。 作業方法を変えて一筋の光明が見えてきました。
この方法でやれば毎回同じ仕上げになれば、うれしいです。
練習用なので余った突板で貼りましたので木目が連続していません。
角も上手く貼れました。良い木目が出ています。