いつもパラゴンレプリカ制作で苦労している突板貼りです。
突板貼り以外の木工は、難しい作業もあるのですが、ほぼ一定の仕上りが出来ていると思っています。
なぜこんなに突板貼りで悩むかといえば、失敗ばかりではなく、上手く行くことも多いのですが、成功の確率を100%にしたいのです。
私は、コーヒーが好きで、毎日昼食、同じように豆を挽いてドリップして飲んでいます。 しかし毎日味が違います。
美味しい時もあればそうでない時もあり安定していません。
突板貼りもコーヒーと同じ状態です。
コーヒーは、バリスタのように毎日同じ味を求めていないのですが、
突板貼りは、生業で行っていていつも同じ仕上がりが要求されるのです。
そこで、作業を3段階に分けて、各段階の作業方法を何種類か行ってベストな方法を見つけようと考えています。
例えば、第一段階の接着剤の塗布方法が3件 X 第二段階の着色時期が3件 X 第3段階の貼り合わせ方法が3件とすると
27種の方法があるわけでその中から一番安定した仕上がりの方法を見つければよいのです。
このベストな方法を行えばいつも安定した突板貼りが出来ると目論んでいますがどうなることやらです。
12ミリ厚 檜合板に貼って練習です。 マスキングテープで区切っていろいろ試しています。
パラゴンレプリカで使用するウォルナット突板の着色前はこのような色です。
着色無しの突板も貼ってみました。 この貼付けは問題ないようです。
このは貼り合わせの練習です。左右の突板がピッタリと貼られています。