☆☆300Bシングルアンプ製作プロジェクト☆☆ エージング中 感じたこと

 昨日は、梅雨時期の晴天で熊本空港から関西・関東方面への飛行機を数か月振りに見ました。 

まだ便数が少ないようで見たのはたったの1機のみです。

 完成した300Bシングルアンプにインシュレーター(脚)を取り付けて音出し・エージング中です。

気づいた点や思ったことをまとめてみました。

1 音の印象は、華々しい音を予想していたが、それに反して基本的に大人しいものであった。

2 ボーカルは、音が前に出てきて素晴らしい。 低音は、当初締まりがなかったが、エージングが少々進み、

力感や弾む感じが増してきた。

3 トランス類が殆ど発熱していない。特に電源トランスは、 4時間連続通電しても、殆ど温度上昇しない。

 コア部の温度は分からないが   トランスの能力以下の作動のようです。

 熱を持っていないのでエージングに時間がかかるかもしれない。

4 エージングで様子見であるが、思ったよりも音が大人しいので、電源トランスの400V端子に変更するかもしれない。 

現在360V端子から整流管5U4Gへ繋いでいるが、それを400Vに変更するのです。

約10%電圧が上がるので、耐圧の高い電解コンデンサーの置き換えをするかもしれない。

4 820Ωの大きい巻線抵抗が一番熱を出している(真空管を除く)。

熱が出ないように容量の大きい抵抗にしたが、発熱は大きい。大きくしてもやはり電熱器そのもの。

5  6C6 は、扱いが難しいと聞いていたが、特に問題なく使用出来ている。この点は予想に反して良かった。

特にノイズもなく正常で安定作動している予備の6C6にも差し変えて性能のバラツキを確認したが、

特に聴感上のバラツキは無かった。  シールドも必要ないようだ。 

ただしトップグリッドに接続する白いシールド線に触れると微細なノイズが発生する。

 

”無線と実験”に掲載されていた 森川忠勇 先生の回路図の通り制作しました。

森川先生は、”オーデイオ専科”でこれと同じ回路のアンプを製造販売していました。

http://www.audiopro.co.jp/pro1_91.html

このアンプは、現在販売していないようですが、オークションで何度か出品されていました。

トランスとシャーシの色をシルバーハンマートーンに統一しました。 また、PTとOPTの高さも揃えてバランスを取りました。

トランス類は、テクトロン トランス(ツゲ電機 名古屋市)です。 私の希望通りのコア素材で巻いてもらいました。

柘植 社長のお話では、シールドが完全なので、取付の方向は任意で良いそうです。 

なお、トランスの唸りも皆無です。

PT側からです。電源ケーブルまで、予算が無いのでそのうち良い物を入手する予定です。

コア材が大きく巻線は太いのかもしれませんが殆ど発熱しないPTです。

 

使用している真空管は、RCA 6C6 ・ JJ 300B ・ RCA 5U4Gです。 

いずれもアリゾナ州フェニックスで、セレクトして購入したものです。

JJ300Bは、特にガラスがぶ厚いようです。