昨日は、梅雨時期の晴天で熊本空港から関西・関東方面への飛行機を数か月振りに見ました。
まだ便数が少ないようで見たのはたったの1機のみです。
完成した300Bシングルアンプにインシュレーター(脚)を取り付けて音出し・エージング中です。
気づいた点や思ったことをまとめてみました。
1 音の印象は、華々しい音を予想していたが、それに反して基本的に大人しいものであった。
2 ボーカルは、音が前に出てきて素晴らしい。 低音は、当初締まりがなかったが、エージングが少々進み、
力感や弾む感じが増してきた。
3 トランス類が殆ど発熱していない。特に電源トランスは、 4時間連続通電しても、殆ど温度上昇しない。
コア部の温度は分からないが トランスの能力以下の作動のようです。
熱を持っていないのでエージングに時間がかかるかもしれない。
4 エージングで様子見であるが、思ったよりも音が大人しいので、電源トランスの400V端子に変更するかもしれない。
現在360V端子から整流管5U4Gへ繋いでいるが、それを400Vに変更するのです。
約10%電圧が上がるので、耐圧の高い電解コンデンサーの置き換えをするかもしれない。
4 820Ωの大きい巻線抵抗が一番熱を出している(真空管を除く)。
熱が出ないように容量の大きい抵抗にしたが、発熱は大きい。大きくしてもやはり電熱器そのもの。
5 6C6 は、扱いが難しいと聞いていたが、特に問題なく使用出来ている。この点は予想に反して良かった。
特にノイズもなく正常で安定作動している予備の6C6にも差し変えて性能のバラツキを確認したが、
特に聴感上のバラツキは無かった。 シールドも必要ないようだ。
ただしトップグリッドに接続する白いシールド線に触れると微細なノイズが発生する。
”無線と実験”に掲載されていた 森川忠勇 先生の回路図の通り制作しました。
森川先生は、”オーデイオ専科”でこれと同じ回路のアンプを製造販売していました。
http://www.audiopro.co.jp/pro1_91.html
このアンプは、現在販売していないようですが、オークションで何度か出品されていました。
トランスとシャーシの色をシルバーハンマートーンに統一しました。 また、PTとOPTの高さも揃えてバランスを取りました。
トランス類は、テクトロン トランス(ツゲ電機 名古屋市)です。 私の希望通りのコア素材で巻いてもらいました。
柘植 社長のお話では、シールドが完全なので、取付の方向は任意で良いそうです。
なお、トランスの唸りも皆無です。
PT側からです。電源ケーブルまで、予算が無いのでそのうち良い物を入手する予定です。
コア材が大きく巻線は太いのかもしれませんが殆ど発熱しないPTです。
使用している真空管は、RCA 6C6 ・ JJ 300B ・ RCA 5U4Gです。
いずれもアリゾナ州フェニックスで、セレクトして購入したものです。
JJ300Bは、特にガラスがぶ厚いようです。