16台目のパラゴンレプリカの製作は、避けられない私用の旅行などで遅れています。
お客様には、たいへんご迷惑をおかけして申し訳なく思っています。
最近やっと製作を再開しました。
今回のレプリカは、無仕上げでの納品をご希望されています。
私も、突板を貼ってそのまま納品したことがないです。
これまでメトロゴンも含めて24台納品いたしましたが、何らかの塗装して出荷していました。
実は、無仕上げの方が更に突板の貼り付け状態に神経を使います。
ウオルナットの突板は、板目と柾目の混合です。突板貼り以外のところは、マットブラック塗装を行います。
右箱と左箱の継ぎ目です。オリジナルパラゴンは、杢目が連続しています。
つまり260㎝以上の突板を入手して貼っていたということです。 当方では244㎝以上の突板は入手出来ないので、
左右がミラーイメージになるように貼っています。 連続ではありませんが、左右対称に近い杢目です。
ブライワックス仕上げをされるそうで、素晴らしい杢目になると思います。
この部分は、突板貼りで苦心するところです。軒先の部分は、4枚の突板を貼っていますが、杢目が連続しています。
一番目の突板貼って乾燥させて、次の杢目を合わせて突板貼って乾燥させての繰り返し作業で時間が掛かります。
フロントレッグも削り作業は完了しています。ホーンも研磨は完了して結晶塗装を行う予定です。