仕事で、スピーカーパーツを扱っていますが、ここ5年は新たにJBL ユニットを購入したことがありませんでした。
最近 JBL E140 の中古ユニットを入手したのでこの用途など述べてみます。
まず、第一の用途としてパラゴンレプリカの制作で使用します。
ウーハー用のバッフル板の開口が正確かや、ボルトサークルが正確かなどのチェック用です。
正確に加工したつもりでも、お客様のところで取付時に、寸法が合わないなどのトラブル防止のためです。
次に第二の用途として、リコーンマニュアルの改訂の写真撮影用に使用します。
現在のリコーンマニュアル は製作から8年くらい経過しています。
その間に作業方法の新しい手法など学びましたので、それを織り込んで新マニュアルを 編集するのです。
実際にリコーン作業して音出ししてみます。
第3の用途としてJBLオリジナルパーツの研究の為です。既に製造されて40~50年経過しています。
JBLオリジナルパーツは、情報の宝庫です。取り外したボイスコイルは、過大入力などでひどく破損していますが、
材質や寸法など参考になることが多いのです。 使用できませんが大事に保管して参考にしています。
JBL E140 の元箱 です。 E140は、フェライト版で減磁は少ないはずです。
見かけが綺麗ですが、断線しています。
分解して、大まかにクリーニングしました。
酷く破損したボイスコイルです。コーンアッセンブリーは破損していますが、非常に参考になります。
現在制作中のパラゴンレプリカのバッフル板確認のために取り付けてみました。マグネットが無いので取付は楽です。