JBL LE8T-1の神秘

 現在、当社では、業務用のスピーカーユニットとしてJBL LE8T 関係では、LE8T(?)を1台、2115Aを2台所有しています。いずれもオークションで購入したものです。

どれも発売から30年以上経過しているので、製品のバラつきは大きいという先入観を持っていました。そのため、受け取ったユニットを試聴して、誤った判断を下していました。

それは、初めに購入したLE8T(?)は、通常の一般的なLE8Tと思っていましたが、色々調べるうちにLE8T-1という別のユニットであることが判明しました。

もともと、アクエリアスに組み込まれて販売されていたユニットで通常のLE8Tとは、構造も音質も異なることがわかりました。

この音質が一般的なLE8Tと思って、リコーンキットを企画していましたが、軌道修正しようと思っています。

それにしても、30年以上前に発売された製品ですから、情報も限られていますので、私のような誤解が生まれるのですね。

また、ネットは情報の宝庫です。この情報もネットで入手しました。ネットが、無ければ、誤った情報のままになっていたと思います。

LE8Tのようなヴィンテージユニットは、奥が深くて興味が非常にそそります。カタログに載っていないユニットも数多くあって楽しいです。

 

写真は、JBL LE8T-1 です。LE8Tとの違いは、フレームが違います。LE8T-1は、金型のあとが残っています。フレームに見える

数箇所の丸い跡です。LE8Tは、ヘアーライン仕上げで美しく仕上がっています。コーン紙の直径も異なります。LE8T-1 は、142ミリの対してLE8Tは、145ミリでやや大きいようです。(製造時期で大きさが微妙に異なるらしいです。) 音質の一番の違いとしては、アルミダストキャップの内側のダンプ材としてのスポンジの形状です。分解していないのでお見せできませんが。

ターミナルは、別のものを付けていますが、本来は、半田付け仕様でした。