スピーカーパーツ組立用専用 瞬間接着剤 #380の接着実験

瞬間接着剤 #380は、ダストキャップの接着専用の優秀な瞬間接着剤としてお客様から多数の好評のお声を頂いています。パーツとパーツを強力に結合するとても優秀な接着性能を持っています。その性能を実験してみました。

  まずは、最近作成したカタログの商品説明をご覧下さい。

この接着剤の特長は、さらさらしていて粘度が低いのですが、隙間を埋める性能は良いことです。さらさらなので、接着剤がすべて流れ落ちそうなのですが、留まって平たくなり、パーツとパーツを結合する性能が優秀です。

コーン紙を直線にカットしたものを2枚 で隙間0ミり、1ミリ、2ミリを作り#380の塗布を行い、接着性能の実験を行いました。写真は、夫々表と裏から撮影しています。

○ 隙間無し(隙間はダストキャップとコーン紙の隙間を想定しています。)の場合。   

問題なくコーン紙とコーン紙をガッチリと接着しています。2枚の紙と紙の接点だけの平面接着は、困難な場合を想定していますが、接着剤が平坦になり両方の紙片を強力に結合しています。 接点の部分ですが、折れ曲がることなく強力に平面を維持しています。

 

裏面の接着剤は、染み出ていません。表のみで強力に接着しています。


 

○ 1ミリの隙間の場合。

 接着剤を塗布した約3センチうち約2センチは隙間を埋め、両方の紙片を強力に結合しています。残りの1センチは、隙間を埋めることが出来ていません。

 

裏面に接着剤が染み出ているが、固まって両方の紙片を強力に結合しています。

 

○ 2ミリの隙間の場合。   隙間を埋めて両方の紙片を接着することは出来ていません。

 

この実験は、単に紙片と紙片の非常に狭い、辺と辺の結合の実験を行いました。にも拘らず、優秀な接着性能を確認できました。また、2ミリ前後の隙間があると接着不良が発生することが分かりました。通常のリコーン作業では、この実験のような困難な場合は、ありませんが、この#380の接着性能の優秀さを証明出来たと思います。