JBL やAltec のヴィンテージ品向けのリコーンキットや、パーツを販売していますが、30年~50年前の製品の確かな情報を入手することに腐心しています。
少し前に入手したJBLの業務資料でマル秘のものがありました。
その資料は、既に発効から47年も経過していますし、組織も変わっていますので、公開しても問題ないと思われますので、内容を数回にわたって解説いたします。
今日は第1回目です。以下 黒字は、この業務資料の要約です。私のコメントは、青字で記載しています。
文書番号:DPS-1500
表題 : 木工家用のアクセサリー と JBLスピーカー用の修理と交換部品の目録
取扱方法:マル秘
1965年1月10日から有効
重用事項
1 価格は、告知無しに変更有り。
2 修理アッセンブリーは、木箱で送付する。すべてのパーツ、シム、ガスケット、接着剤、マニュアル等を同封すること。JBLスピーカーを修理するには、最新技術と特別な技術を必要とする。そして、資格ある技術者以外のものが修理を行ってはいけない。
JBLは、コーン紙とVCとダンパーをアッセンブリーにして納品していました。当社も、主要パーツのほか、シム、接着剤、マニュアル等をキットに同封することまねています。今後もお客様の利便性の向上を目指したいと思います。
3 JBL工場で修理が行われるときは、通常基本的に部品代を請求する。このリストの部品が使用される普通の修理には、工賃を請求しない。
JBL工場持込の普通の交換は、部品代しか請求されなかったようです。良い時代でした。次回に続きます。