木工の接着では、タイトボンド オリジナルとⅢを使用しています。
タイトボンドの取扱説明書を見ると30分間クランプで圧着することとなっています。
今日は、作業現場で材料が不足しましたので、急遽 端材をタイトボンドオリジナルで貼りあわせて一本の材料を作りました。
その圧着にクランプではなく ピエール 突っ張り棒を使用しました。
天井が丈夫であれば、その反力を利用して、圧着できます。
私の工房の天井は、ツーバイシックス材(断面 38㍉×140㍉ 40㌢間隔)に石膏ボードを貼ったものです。
梁にかかっているところ は、強度がありますが、梁の無いないところは、強度がありません。
そのため35㌢のノンスリップパッドを使用して圧力が分散するように注意しました。
操作は簡単です。対象物を床に置き、圧力が均等になるように丈夫な木材を載せてピエール 突っ張り棒を垂直に設置して圧力をかけます。
前述のように天井が強くないのであまり強い締め付けは、していません。恐らく2本で100㌔程度だと思います。
因みに、 ピエール 突っ張り棒 一本当たり150キロ~450キロまで圧力をかけることが出来ます。
数値に幅があるのは、突っ張り棒を縮めた状態では、強度はありますが、伸ばした状態では、強度が弱まるからです。
ともあれメーカーでは、伸ばした状態でも150キロの荷重強度は、保証しています。
ピエール 突っ張り棒 の伸縮と荷重強度のグラフです。
カーゴバーの種類は3種類あります。
P1 | 最短 60センチ | 最長 100センチ | 重さ 1.36キロ | 圧縮強度 450Kg |
P2 | 最短 95センチ | 最長 170センチ | 重さ 1.81キロ | 圧縮強度 450Kg→300Kg |
P3 | 最短 155センチ | 最長 300センチ | 重さ 2.61キロ | 圧縮強度 450Kg → 150Kg |
接着してピエール 突っ張り棒で圧着しています。下の2枚の黒い木材を圧着しています。
天井高 260㌢です。天井側で一点に圧力がかからない様に35㌢のノンスリップパッドを使用しています。