当社は、数十年前のビンテージスピーカーを蘇えらせて、現在でも発売当時の音を再現できるパーツの発掘、販売を行っています。
今回は、そんなチャレンジです。復元できないと思われていたタンノイのリコーンキットを入手しましたのでご紹介いたします。
前もって申し上げますが、海外から入手していますので、入手できた商品が、イメージと異なることは、よくあることです。
今回入手したのはタンノイ HPD385用のキットです。
コーン紙は、HPD独特のリブ(コーン紙の裏についている)が残念ながらありません。
また、独特の幅広エッジではなくm字型のクロスエッジ変更されています。
思うにオリジナルの再現は、リブの装着も複雑な形状のエッジの再現も難しいようです。
このキットが、仕上がりの形状は、別としてもHPD385のユニットに適合するように設計されているようですが、
自信を持ってお客様に販売できるところまで行っていません。 適合するか否か確認して販売したいので、しばらく時間がかかり
そうです。 個別のパーツは販売可能ですので、お問い合わせ下さい。
タンノイ HPD385 用リコーンキットの全貌です。
ダンパーにボイスコイルを装着したところです。ボイスコイルは、丸銅線4重巻きですので、コイル部分の厚さは1.3ミリもあります。
コーン紙にスクリーンダストキャップを置いてみました。また、エッジ部分にタンノイ用のエッジも置いてみました。コーンのエッジの
糊代が、販売しているSF TANNOY 15”エッジと同じ大きさなので、とりあえずコーン紙はHPDユニットに適合するようです。
以下は、タンノイ HPD 385用リコーンキットの詳細データです。