JBLD260(D208) のリコーン その2  

12月も当社のスピーカーパーツ等をよろしくお願いいたします。 今日は、JBLD260(D208) のリコーン作業を開始しました。作業内容 を写真で説明します。

 

使用するコーン紙は、25ミリのボイスコイル開口ですから、それを50ミリに広げなければなりませんので、このような治具を作って

コンパスカッターでカットしました。

ここの中心に支点をすえてコンパスカッターで直径50ミリにカットします。

ボイスコイル開口50ミリにしたところです。

このコーン紙は、フィックスドエッジでエッジがやや硬いので、サンドペーパーで少し削って柔らかくしました。

ボイスコイルは、ボビンが高い場合、コイル部分を磁気に正しくセットしたら、ダストキャップが浮き上がってしまうので、ボビン上部をカットしなければならない場合があります。切り取る部分に点線で印を付けて、ナイフでカットします。ボイスコイルが変形しないようにピッタリの円柱に入れてカット作業します。

ボイスコイルとダンパーを接着して、センタリングしてダンパーと本体を接着したところです。

コーン紙を載せてセンターを出して、エッジとコーン紙を接着します。その後ボイスコイルとコーン紙を接着します。今日は、ここまでです。

アルミダストキャップの接着、ターミナルのリード線半田付け、ガスケット取付が残っています。 すぐやってしまいたいところですが、今日はここまでです。冴えのなかった高音が出るようになれば、リコーンは成功です。

エッジとフレームの納まりです。コーン紙の奥行きが長かったので3ミリほど紙製ガスケットを敷いて、嵩上げしています。