メトロゴンのバッフル板は、狭いのでスリーウェイにすると、必然的に大きな開口になり強度が不足します。
強度を確保しつつも、 必要なオフセット(ウーハーのエッジがバッフルに接触しないようにするための切り込み)も施しています。
また、スコーカーホーンの下部には、ホーンからスムーズに音が流れるように、斜めに切り込みがあります。
このように、当時のメトロゴン設計者は、諸問題を解決しながら設計した苦労がしのばれます。
今回の製作分は、バッフル板の強度を考慮して、米松合板(19ミリ厚)を使用しています。
本体に組み込む前の段階です。
中音ホーンの下部です。斜めに切り込みがあります。限られた道具で加工していますので、この箇所は、
工夫してカットしました。
ウーハー開口の下部です。ここも強度を確保しながらも、オフセットを施しています。