スピーカーエンクロージャーの材料について

本日もスピーカーの話題です。趣味と仕事が同じで本当に楽しいです。私は、本来自作派でありまして、入手したヴィンテージユニットを使用してスピーカーを組み上げていきたいと考えています。
 最近、箱の材料である、板厚19ミリのMDF(メディアム デンシー ファイバーボード)、パーティクルボード、米松合板も購入しました。この材料は、私の拘りであり、ほぼ日本では入手できません。それは、板の厚さが、JBLの推薦規格は19ミリ(3/4インチ)ですが、日本の規格では、18ミリですので使用できないからです。
 この1ミリに差は大きくて、両者を比べて見れば一目瞭然です。1ミリ厚いと強度が違います。ちなみにJBLパラゴンの箱の設計図では、大部分が3/4インチ(19ミリ)のパーティクルボード板を使用するようになっています。だからアメリカから取り寄せして材料を揃えています。
 さらに厚さだけの違いにとどまりません。合板の縦横は、日本サイズが1.8m*0.9mの対してUSサイズは、2.4m*1.2mで二回り大きいため、大きい箱を作成する場合に有利です。しかし、このUS合板等は大きくて非常に重いのです。19ミリ厚のMDF板で40キロ以上ありとても一人で運べません。これに音の良さ秘密があるのかも知れません。次回もこの話題です。