商売柄珍しい商品に出くわすことが多いことは、前にも申し上げました。私は、年齢50台後半ですが、70年代から80年代にかけてのアルニコからフェライトに移行した時期のユニットが、一番興味があります。
さて、本日ご紹介するユニットは、JBL 262です。PA用のMRX512Mというシステムに内臓されている30センチユニットです。このシステム(30センチ ツーウェイ)は、 許容入力:800W(プログラム)、1600W(ピーク) 周波数レンジ:60Hz~20KHz 感度(1W,1m):97dB というすばらしい性能を持っています。
このユニットのボイスコイルは、なんと2連になっています。 最近のJBLは2連VCが得意です。 マグネットアッセンブリーを見ると以外に小さいので、おそらくネオジュウムが2連になっていると思います。
また、コーン紙は、カーブドコーンで非常に硬く軽量なものです。エッジは3山のクロスエッジです。高能率と高耐入力を予感させるパーツです。やはりヴィンテージ物とはまったく発想の違うスピーカーというのが私の感想です。因みにまだこのSPの音を聴いたことは、ありませんので比較する意味で聴いてみたいと思います。新製品のご紹介でした。