2014年2月

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最近、リコーンキットをJBL 38センチ用のリコーンキットを購入されるお客様は、柔らかいダンパーをご指定されることが多いです。

やはり、通常の硬さよりも柔らかいダンパーの方が、振幅が取れる為に、低音が豊かになることと、エージング無しに歯切れの良い低音が出てくることが、人気の理由だと思います。

但し、柔らかいため、重いコーン紙や、重いボイスコイルに装着した場合に、作業中に少し沈む可能性があるので、ご注意ください。また、重い振動系に装着した場合、反撥力がない為に、コーン紙の動きが鈍くなり、低音の歯切れが悪くなる可能性もあります。

私も、この柔らかいダンパーをD130(大幅に変更して150-4C風にリコーンしました。その詳細は、以下の日記をご覧ください。)に装着しています。

リコーンしてメトロゴンレプリカに入れて聴いていますが、当初から、150系の軽量コーン紙であるにもかかわらず、不足を感じさせない低音が出ていました。

リコーンしてから、3ヶ月目に入りましたが、最近では更にエージングが進んだようで、低音のレンジが少し広がったように感じています。

そのリコーンにつきましては、こちらの日記をご覧ください。

http://www.hobbies-n-things.com/diary-detail/571

http://www.hobbies-n-things.com/diary-detail/572

http://www.hobbies-n-things.com/diary-detail/573

 

こちらが 柔らかいダンパーです。

 

 因みに、こちらが通常の硬さのダンパーです。

C45 メトロゴン の試聴に 書家 野崎 眞歓氏(通称 おじぃ)がお見えになりました。

メトロゴンを聴きながら私と雑談することを通して、私の生き方に一番あう歌を選んで、短冊に書いて下さいました。

驚いたことに、ミラーイメージ(鏡像)でしたためて頂きました。

アット驚く書き順でした。 短時間のうちに相手の人となりを把握して、ピッタリな歌を選んで頂いたので、人を見る目に敬服いたしました。

 

 

4枚書いて頂きました。左上は「夢」です。右肩上がりで非常に縁起が良い文字です。左下は、私の名前なのですが、これも

右肩上がりで縁起が良いものです。見方を変えると心も変わるということで、この向きにしているそうです。

 

 

「世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る。」(竜馬 16歳の歌)

これまでも、これからもこの生き方で行きます。見やすいように縦向きにしています。

 

 

「越えなばと 思いし峰に 来てみれば なお行く先は 山路なりけり

人生チャレンジの連続です。これからも正にチャレンジです。

見やすいように縦向きにしています。
ありがとうございました。

 お客様から左右に8本づつある、ルーバーは、外せるのかご質問がありましたので、写真でご説明いたします。

 

ルーバーを外したところです。

 

上は、深さ12ミリの穴が掘られています。その穴にルーバーの頭とフェルトを差し込むます。

 

こちらは、ルーバーの足元です。深さ5ミリの細い溝が掘ってあります。そこにル-バーの足を差し込みます。

ルーバーの頭です。フェルトを巻いています。

ルーバーの足元です。底板に差し込むためにこのように加工しています。

 

ルーバーの頭の部分はこのように取付ます。重低音を出しても、フェルトで確りルーバーをホールドしているので

鳴くことがありません。

 

 

 

昨日、メトロゴン (レプリカ)を クロネコ ラクラク家財宅急便でお客様の元に運びました。

クロネコの担当者の方が丁寧に、エアーキャップ(プチプチのビニール)、段ボール、フィルム等で、

何重にも梱包を施して運び出しました。

落とさない限り、破損はしないと思われるほど確り梱包してますので、安心です。

 

完璧な梱包です。 クロネコ ラクラク家財宅急便

 あす、新しいオーナーの元にメトロゴン レプリカが旅立ちます。

今日は、梱包をしながら思いを巡らしました。

半年間、一生懸命に製作したこのレプリカが、新しいオーナーに気に入ってもらえると本当に嬉しいです。

また、良い音で鳴らせてもらえるとさらに嬉しいです。

 

明日、クロネコ家財引っ越し便で、運びます。クロネコの担当者の方も丁寧に梱包して頂けるのですが、巨体の割に

細い4本の足が心配で、念のために梱包しました。

 

次回作のメトロゴン (レプリカ)には、一部米松合板を使用します。

オリジナル メトロゴンは、パーティクルボードが主要材料ですが、次回作では、

より剛性が必要な箇所に米松合板を使用したいと考えて、材料調達を行っています。

オリジナリティを残しながら、強度確保したい箇所に最小限の米松合板を使用します。

 

使用する米松合版は、以下のものです。

裏面のスタンプです。

APAのマークは、アメリカン・エンジニアードウッド・アソシエーションの認定工場で

製造された合板という意味です。

A-Cは、サンドグレードで、表面がA級のサンドかけされた表面で、裏面はC級の

サンドかけされた表面を持つ合板という意味です。

従って、こちらは、裏面ですからC級になります。

また、GROUP1は、米松(ダグラスファー)を材料として使用した合板という意味です。

EXTERIOR は、耐水性の接着剤を使用しているので、屋外の使用にも耐えられるという意味です。

その他、何処の工場で、何時製造されたものか等の情報が表示されています。

 

 こちらは、表面ですのでA級です。節は、ごく少ないですが、有ります。その節は、

切り取られていて、目立たないように補修されています。

 

 

今月入荷分のJBL 30センチ用クロスエッジ”SC1203” の仕様が変更 になりましたので、お知らせいたします。

これまでの製造ロット分は、ダンプ剤が塗布されていませんでしたが、今回入荷分から、ダンプ剤が塗布されています。

価格は、従来と同じですが、 接着剤兼ダンプ剤(WD32)は、20グラムお付け致します。

左が 新入荷分です。右が従来分です。

 お客様から、メトロゴン (レプリカ)の サランネットは、どのようにして張られているのか

お問合わせがありましたので、説明いたします。

JBL モニターのような四角の枠にサランネットを張っているのではなく、ネットを左右にピンと張っているイメージです。

 

ルーバーを外した状態です。上下には枠がなく、木片をかませて左右にサランネットを引っ張っています。

 

ボックス内部です。3セットのウイングナット+ボルトでリフレクター板に固定しています。

写真では2つしか見えません。

左側は、リフレクター板、右側は、バッフル板です。

これも内部です。ネットを内側から見たところです。ネットの下側は、溝の中に入っていますので、

フロントから見るとスッキリしています。

C45 メトロゴン (レプリカ)のユニット取付けは、狭いところの作業になりますので、ウーハー、中音ドライバーホーンとも時間と労力がかかる作業になります。

また、 ツィーターの取付けにつきましても、すぐ前にリフレクター板がせまっていますし、ルーバー、サランネットがありますので、前面から作業出来ないので、困難です。

 

ツィーターの取付けにつきましては、次の三つの方法があります。

1 初期型の075は、馬蹄形の取付フレームを持っていますが、3箇所 木ネジで取付ます。

設計図には、075のホーン開口を開けるように指示は有りますが、ボルトサークルの指示は有りません。

2 075等をバッフル板に直接ボルトとナット(4箇所)で取付ける方式です。

この方法は、かなり狭い所での細かい作業ですので、時間がかかります。

3 075等をサブバッフルに取付けて木ネジ4箇所で取付ける方法です。

こちらは割合簡単です。

 

今日は、割合簡単に075等を取付け出来るように、サブバッフルを 製作いたしました。  

サブバッフルには、4箇所ネジ穴があり、4個の木ネジでバッフルに取付ます。

白いフェルトで音漏れを防ぎます。