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明日、メトロゴン レプリカを関西のお客様に出荷するので、梱包の準備を行いました。
このレプリカは、エポニー(黒檀)の突き板仕様 です。
最後の仕上げとしてワトコオイルを塗布して、全体を拭き上げ ました。
お客様に気に入って頂き、長く聴いて貰えたらありがたいです。
今日は、クリスマスイブ・イブですので、エルビスのゴスペルアルバムを聴いて作業しました。
古い録音ですが、バックコーラスとのハーモニーが秀逸です。
木工をやっていますが、これまでは、のみ、鉋等の刃物は、グラインダーで火花をチラシながら砥いでいました。
しかし、L・N (リーニールセン)の鉋を入手したので砥石で本格的に砥ぐことにしました。
鉋の刃には、角度が付いているのでその角度で正確に砥がなければいけません。
これまでそれが上手く出来ないので、鉋刃を何本かダメにしました。
今回は、ホーニングガイドを購入したので刃をセットして 砥いでみました。
簡単に正確に砥ぐことが出来、切れ味も大変良くなりました。
刃物が良く切れるかは、毛を剃ってみて判断しますが、なんとそれが出来ました。
クランプ式で左右のパーツで刃物をハサミ込みます。下にベアリングローラーが付いていて
砥石の上を前後させて砥ぎます。
新しく購入したのみも砥いでみました。
今年一番嬉しかった買い物が到着しました。これまでスピーカー製作のために機械を揃えて来ました。
機械があれば何でも出来ると思っていましたが、やはりどんなに正確にカット出来たとしても、木と木を接合した時、天然の素材ですから誤差が生じます。
つまり木工の現場でいう現物合わせで誤差を鉋などで修正する必要があります。
今まで少し大きいノーブランドのブロックプレーンでこの修正を行っていましたが、もっと正確にカットできるブロックプレーンが欲しかったのです。
そこで、木工家の業界では超有名なL・N (リーニールセン)のヴァイオリンメーカーブロックプレーンを遂に購入したのです。
これまで色々なジャンルの海外製品を購入してきましたが、貴金属を除いてこれほど品質が良いものは無かったと思います。
丁寧な包装を取ると指紋が一つもなく磨きあげられたプレーンが出てきました。明日からの使用が楽しみです。
なお、ヴァイオリンメーカーブロックプレーンとは、ヴァイオリンやギター職人が楽器の細部を仕上げる為に使用する小型の洋鉋です。今回ご紹介したこのヴァイオリンメーカーブロックプレーンは、小型のマウスくらいの大きさです。小さいものでは、指先サイズもものも有ります。
非常に丁寧に紙で包装されているので、それに感激して「YOUTUBE」にこの箱を開ける様子写した動画をアップしている
マニアもいました。
指紋1つさえもなく磨きあげられたヴァイオリンメーカーブロックプレーンが出て来ました。それにしても美しい。
仕上げも丁寧です。小さいのですがずっしり重くソリッドな感触です。
手も平に当たるキャップの部分ですが、肉厚の真鍮製です。
どのパーツも仕上げが丁寧でソリッドな感触です。
JBL 128H用 ホワイトコーン紙が入荷いたしました。
30㌢口径のストレートコーンで12リブ付、ウレタン1山ロールエッジ付きです。
コーン紙部分は、やや厚く全体的にやや重い(49㌘)です。
3インチ口径(76㍉)のボイスコイルに使用します。
奥行きが36㍉と短いのが特徴です。
先日、メトロゴン レプリカ エポニー仕様を納品させて頂きましたお客様から、以下のメールを頂きました。
超JBLマニアの方から身に余る 評価をして頂き、大変感謝しています。
昨日は、雨の中、メトロゴンの納品、大変お疲れさまでした。
その後のユニットの取り付け等、長時間の作業、本当にありがとうございました。
お陰様で、当日に聴く事ができ、心から感謝しています。
我が家に嫁入りしたメトロゴンは、世界に一つのメトロゴンです。
色といい、カタチといい、部屋にピッタリと合い、私にとってはオリジナルのメトロゴンさえも超えていると思われます。
佐藤さんの造られた仕上げの素晴らしいスーパーメトロゴンは、○○山をバックに部屋の中央に燦然と輝いています。
これからずっと如何なる時も、格調高くそこにあると想うと、見ているだけでも幸せです。
まして、其処から優しく音楽が聴こえてくるのだから・・・家内共々、「素晴らしいね。良かったね。」と言っています。
これは、JBLの家庭用のスピーカーの思想の素晴らしさであり、又、その設計図だけを元に、それ以上のものを造る、佐藤さんのスピーカー作りに対する情熱、愛情、執念、が有ったからこそでしょう。
この様なオリジナルを超えたスーパーメトロゴンを所有できて、嬉しく思います。
ありがとうございました。
中略 ……
メトロゴンは素晴らしい音で鳴っています。
ご安心ください。
朝、鳴らしてみると、音が一段と落ち着いてきました。
まだまだ良くなりそうです。
先日、大分県内在住のお客様に直接、メトロゴンレプリカを納品に伺いました。
そのお客様は、約2週間前に当店にお越し頂いて、試聴の上、ご購入 を決断されました。
仕上げ等が完了したので、先日納品させていただきました。
今回のように私が直接、メトロゴンを運んで(運送会社にお願いしました。)納品・スピーカーユニット設置したのは初めてでした。
おかげ様で、お客様にも、配線の半田付け等をお手伝いいただき、予定よりも早く夕刻には、引き上げることが出来ました。
お客様は、主要なJBL モニター(4343、4350、4355等)を聴いて来られ、アルテック、エレボイ他に傾倒された時期もあったそうですが、結局はJBLスピーカーに戻られる、根っからのJBL派のスーパーマニアです。
これまで、JBLモニタースピーカーで ジャズを聴いてこられましたが、パラゴン、メトロゴン、ハーツフィールド等 は、所有してじっくり聴いたことがないとのことで、メトロゴンに興味を持たれたようです。
ウーハーD131、ドライバー2420+H5040 ホーンレプリカ、075馬蹄形フレーム+ステンレスホーンをバッフル板に装着して、配線も全て完了し、いよいよ音出ししました。
メインアンプは、845のシングルアンプで、ソースはレコードです。
日常聴いている石アンプとCDの組み合わせとは大きく異なる柔らかい音が聴こえて来ました。
初めの音出しから、時間の経過とともに各ユニットもアンプも見る見るうちに良くなって来ました。
余り時間がなくてじっくり聴けなかったのですが ブルースの男性ボーカルなど生々しい音楽が聴けて安堵いたしました。
メトロゴンの初めて試聴の間、お客様は、非常に真剣に耳をスピーカーに傾けていらっしゃったのが印象的でした。やはり音楽が
大変お好きなことがよく分かりました。
エポニー(黒檀)ベニア仕様のメトロゴンレプリカをお選びになりました。お部屋の壁がウェスタン レッド シダー製(色調が茶色
)ですから、まわりに埋没しないようにと濃い色合いのエポニーをお選びになりました。上に載っているにのは、ネットワーク部品です。
天井が高い空間で広いのでメトロゴンも小さく見えます。この空間で優雅にメトロゴンを鳴らされていました。