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パラゴンの大きいレフレクター板製作用の木型を製作中です。
幅170㌢奥行75㌢高さ60㌢の凸凹の型です。大きいので製作に時間と材料が掛っています。
さて、DD55000エベレスト レプリカはメインスピーカーとして聴いています。
エベレストには、3115(500Hzクロス)を使用しているので、パラゴンレプリカが完成すれば、そちらで使用しますので、
別のネットワークが必要になります。
そこで、3ウェイのJBL L220のネットワークを入手しました。
きょうは、届いたばかりですので動作確認しただけです。
明日からのエベレストに組込んでの音出しが楽しみです。
800Hz、5000Hz のクロスでオリジナルのエベレストに近いクロス数値です。
これは、JBL サービスマニュアルです。ネットワークの回路図が記載されていて、改良にすごく役立ちます。
ネットで無料で入手可能です。
昨日と今日は、製作を止めて、工房の整理整頓を行いました。
パラゴンの部品の点数が多くて、大きいパーツもあるので、カットしたパーツで手狭になりました。
今後の作業効率を考えると、よりスペースを確保した方がよいので、貴重な時間を費やして清掃兼整頓を行いました。
組立専用台に切出したパーツを置いて、その配置を確認しました。
驚くべきことですが、パラゴンの低音のホーンロードは、厚さが最大で57㎜(19㎜厚材料の3枚重ね)もあることが、判明しました。
左側のみ仮置きしました。2本のツーバイフォーは、仮置き用支柱です。小さく見えますが、幅が約135センチあり巨大です。
かなりパーツの配置が複雑なので、こうしてパーツを置いてみると巧妙な設計だと思います。
バッフル板です。奥側にこちらに向けて低音ユニットを取り付けます。滑り台のようなパーツは、ホーンロードの一部
を形成します。
バッフル板の下の底板部分です。19㎜ パーティクルボード3枚重ねで、厚さは、57㎜です。同じ箇所の天板部分は、
2枚重ねで38㎜です。木ネジと接着剤でガッチリと組み立てますので剛性が高いボックスになります。
ここは、フロントの木製レッグを取り付ける部分で、音が出てくる箇所ですが、ここも2枚重ねで厚さ38ミリです。
このようにホーンロードの上下の厚さは、どこの部分も38㎜以上あることがわかりました。
今日は、引き続きパーツの切出しを行いました。
今日のパーツは、今までで一番時間がかかり難しいものでした。
木工で楽しいのは、難しいパーツを製作する過程です。
完成に至るまでいくつも手順はありますが、今ある道具で最善の方法を取って 答え(完成)を導くのが楽しいのです。
下記のパーツを切り出すのに1日費やしましたが、途中で試行と思考の時間がかかりました。
パラゴンを製作するうえで今後も困難な場面があると思いますが、メトロゴンの製作も経験していますので、乗り越えられると思います。
下記パーツは、パラゴン設計図によりますと、#C44-31、32 スロートアングルパネルです。
左右1対ですが、上下必要ですので、1台のパラゴンには、4枚必要です。低音ホーンで、ウーハーに直結する部分の
パーツです。
形状は、変形5角形で、各5辺は全て傾斜カットです。しかも、左右ミラーイメージで、別ものです。
斜めカットは、高速回転する丸鋸歯に十分注意しながらの作業ですので危険と隣合わせです。
パラゴン レプリカのパーツ切出しをここ数日集中的にやっています。
通常の箱型スピーカーと異なり、ユニークな形状のパーツが多いのが パラゴンです。
本日切出したパーツをお見せいたします。
このパーツは、正面から見て左右の縦わくです。表側にべニアを貼ります。
この二つは、底板に取り付けてホーンを補強するものです。
これは、裏板の取付を行う支柱です。太く大きい無垢材です。
この竹ひごのようなもには、グルーストリップです。長さが約90センチもあります。
これは、低音ホーンのスロート部分のパーツです。ホーンの一部になります。
今日も一日中、雨でしたが、パラゴンのパーツをカットしていました。
パラゴンのパーツは、曲線が多いので、同じ形状のパーツを作るには、ひな形を作って、それを基にルーターテーブルでカットする方法を行なっています。
この方法は、メトロゴンの製作にも活用しました。
カットの失敗が少なく、全く同じ形状のパーツが何個でも作りだせます。
おまけに、ルーターのカットの切り口は、仕上がりがキレイです。
左は、本日カットした、バッフル板です。右は、メトロゴンのバッフル板です。大きさは、ほぼ同じですが、パラゴン用は、ウーファーのみですのでシンプルです。両者とも細い部分があり、単体では剛性が低いですが、他のパーツとの組み合わせで、剛性を確保しています。
#78 フロント ベース パネル です。底板は大きい19ミリ厚の板ですが、これを前面に取付け、補強します。左側のスロープ部分にリフレクター板の一部が接合します。
#66 トップ&ボトムインナーホーン です。このような幅75㌢もある大きな部品が、左右に2個づつ4個も付いています。インナーホーンを形成するパーツです。形状が複雑で製図を数回やり直しして、やっと出来上がりました。
あまり進んでいませんが、今日は、パラゴンの天板と底板をカットしました。
このパーツは、正面の大きなリフレクター板の次に大きなパーツです。
このような大きな複雑なボックスを製作する場合は特に、正確にカットしなければいけません。
もしパーツ間で隙間が生じると 修正できないこともあるからです。
だから特に正確に墨付けしてルーターでカットしました。
実を言いますと、オリジナル設計図よりも 横幅で1インチ(25.4ミリ)広く製作しています。
使用するドライバーが、TAD4001のためオリジナルの375より奥行が深いためです。
カットして左右に並べてみましたが、横幅が思っていたよりも広く感じ、今後の製作が楽しみになって来ました。
今後も複雑な形状のパーツ切出しが続きます。
天板を左右に並べてみました。横幅で約270㌢あるので、巨大です。下がってもスペースがないので、このように斜めに撮影
しました。
左右の底板です。この上にパーツを複雑に組みあげます。
天板のリフレクターが収まる切れ込みです。指定通りにルーターで、カットしています。
材料は、指定されている19ミリ厚パーティクルボードです。
当社販売のボイスコイルにつきまして種類等説明いたします。
主に 使用しているコイル線の種類で分類しています。
リボン線とラウンド線の二種です。
それぞれ特長を箇条書きいたします。
≪リボン線≫
〇コイル断面が長方形ですので隙間なく ボビンに巻くことが出来コイルピストンモーションより効率的に出来ます。
〇音質も優秀です。
〇価格がラウンド線に比べて高くなります。
〇製造工程に手間がかかるので、種類が少ないです。
〇一重巻で、一方のリード線は、コイルを横切って引き出される。
例としてJBL2231等に使用される#1850-8 銅リボン線ボイスコイルです。型番の8は、8Ωを表します。
≪ラウンド線≫
〇コイル断面が円形ですので ボビンに巻くと隙間が出来る。コイルのピストンモーションが、リボン線より効率が良くない。
〇価格は、割合安価。
〇手軽に出来るので種類も多い。
〇2重巻を採用してコイルの作動効率を上げている。4重巻も存在する。
例として2インチ口径KVC6125-8です。詳細図のとおり2重巻です。なお、KVCのKは、ボビンの材料であるカプトンを
表しています。
先日入荷しましたJBL LE8T用 アルミボイスコイル 詳細データ が出来ました。 参考にどうぞ。