2015年11月

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DD55000 エベレスト レプリカ のユニットのメンテとグレードアップを行いました。

問題なかったのですが、2405 ツイーターと2420ドライバーを外して、点検しました。

2420は、ダイアフラムを外してその後センター出しを行い再装着しました。

あるお客様から頂いた㊙黒い塗布剤をダイアフラムに塗布しました。

次に2405は、ダイアフラムをそのままに、同じように㊙黒い塗布剤を隅々まで確り塗布しました。

K145ウーハーにも、コーン紙前面に塗布しました。

ユニットをすべて取り付けて数時間の試聴の感想です。

不思議ですが以前よりも音が良くなっています。

まず高音は、音量が大きくなったように感じ、クリアーになりました。

中音は、倍音が良く聞こえるようになりボーカルが良くなったようです。

低音は、さらに低い方にレンジが伸びたように感じます。

黒い墨のようなものを塗布することに抵抗はありましたが、結果的に良かったと思います。

 

2420のギャップの清掃です。

㊙黒い塗布剤を塗布したところです。金属にもはじかず塗りやすいです。 シムを入れてセンタリングを行って

います。

端子はEBY製、リード線は、ウエスタンの単線に変更しています。

左は、1995年製 オリジナル(?)だと思います。右は、2005年製 社外品です。数年前にオークションで落札してから

中を開けずそのまま使用していました。両方とも良いおとが出ていましたのでダイアフラムが統一していない

ことに気付きませんでした。 この後リングラジエーターにも塗布しました。

 

残りのボックスの組立てを行なっています。

広い作業スペースを確保できましたのでストレスなく作業しています。

今日気が付いたのですが、左右の箱を接合している箇所に厚さ38ミリの空洞が出来ます。

パラゴンの場合、強力な38㎝ウーハーは隣接ししかも、両方ウーハーが内側に向けて音を発生する構造になっています。

従って、左右の音の混濁を防ぐために設けられた空洞だと思います。

この巧みな設計を発案した当時の設計者に敬意を表します。

右と左のボックス接合部を後方から見たところです。まだ左側のボックスは、組立て未了です。

このように空洞が出来ます。なお天板が付きますので完全に締められます。

ウーハーのホーンロードの入り口です。音は、向こう側の壁に反射してほぼ直角に右側に回り込んで

広いホーンの出口に出ます。

右側のボックスの接合部です。「コ」の字のフレームがみえると思いますがそれに囲まれた箇所が空洞になります。

左右のボックスの接合部を離したところです。音が混濁しないような巧みな設計です。

しばらく製作が中断していましたが、再開です。

片方のボックスの組立の要領を確認したところで中断して、工房の整理整頓を行って いました。

パラゴンは、片方のボックスだけで500㍑以上の容積がありますので作業スペースの確保が、今後の作業に重要と考えています。

したがって固定の作業テーブルを2面増設しました。

また組立に欠かせないクランプのスタンドも導入しました。

やはり製作物に転がして横付け出来ますので非常に便利です。

 

右奥、左奥が増設した、固定テーブルです。 片方のボックスを組立てられる十分なスペースがあります。

中央は、ピエール クランプ用 スタンドです。キャスターが付いていますので、どこにでも転がして横付け

出来ます。

ボックスの組立が多いので平行クランプを愛用しています。特にこのクランプは、面と面で締まるので

直角の箱物の製作に最適です。接合箇所は、必ず接着剤と木ネジの併用ですから、割合クランプタイムは、

短いです。

 

新製品 黒色万能ボンド BD 32 20グラム 近日発売予定です。

スピーカーの修理業界では、DBボンドはかなり有名ですが、この 黒色万能接着剤 BD-32は、更に優秀です。

近日中に販売開始致します。20グラム500円です。

 

ボトルは従来のWD-32と同じです。

万能ボンド BD-32の接着試験を行いました。

今日は、ダストキャップとコーン紙の接着を試験しました。

粘度がちょうど良いので 塗りやすいです。DBボンドには、申し訳ありませんが、より使い易いです。

DBは、どうしても最後に接着剤を切ろうとしても、糸を引きます。BD-32は、糸を引きません。

 

DBは、油性溶剤の匂いがしますが、BD-32は、水性で無臭です。

 

DBは、一度塗布すると修正ができませんが、BD-32は、水性ですので水にしませた綿棒などで拭き取ることが可能です。

 

新製品 BD-32 黒色万能接着剤 

紙キャップ に紙コーン紙の接着です。1ミリ以下の隙間ならば問題なく接着できます。乾燥すると少し痩せます。水性ですが、乾くと艶がある黒色になります。

アルミキャップに紙コーン紙の接着です。アルミにも隙間なく接着できます。

紙キャップと紙コーンを内側から見たところです。隙間は見当たらないようです。

やり過ぎとは思いましたが、水漏れ実験してみました。10分以上水漏れ無しでしたが、やはり水性接着剤ですので、

それ以降は、接着剤が溶けて漏れました。しかし音漏れを防ぐという意味では、優秀な接着力です。

リコーンやエッジ交換作業に使用できる万能黒色ボンドの試験中です。

結果が良好であれば近日中に販売いたします。

製品の概要としては、水性で、この1本あれば、スピーカー修理のどの箇所にも適応する万能接着剤です。

水性で扱いやすく、シンナーのような匂いが無いのが大きな特色です。

1本で万能ですからお値段もお手頃です。

DBボンドのように「糸引き」もありません。

 

新製品は、BD32です。現在接着力や、痩せ度合など確認中です。

パラゴンの再現をしていますが、入手できないパーツもあります。

パラゴンの片方で3本あるレッグのうち、後方の2本も同様なものを入手することが難しいです。

この度、サイズ的に同様なものを入荷しました。

形状が違いますが、色、サイズ、機能などは、ほぼ同等です。

材質はプラスチックと金属製で耐荷重900㎏超で高さが100ミリ〜140ミリです。重さ250グラムで

ガッチリしています。高さ調整が可能です。縮めた状態です。

伸ばした状態です。色は、目立たない艶消し黒です。