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ゆりかごのような形状のアウターホーンを制作しています。
型に入れて曲げた合板を上下の板に取り付けて制作します。
簡単な形状ですがとても手のかかる作業です。
インナーホーンの中頃にあるウイング状の補強材です。あとの工程で手前に湾曲した壁を取り付けホーンロード
を形成します。
低音ホーンの入り口近くです。巧妙に大小パーツを組み合わせて、入り口は狭く出口は広くしてホーンロードを形成
しています。
第3製造ロット分(通算7~9台目) 制作中です。
未確認ですが、恐らく私が 国内で一番多くパラゴンレプリカを制作したと思っています。
サイズなどは、図面を見ないと覚えていませんが、細部まで知る尽くしていますので 是非ご用命ください。
ツーバイフォー住宅と同じでプラットホームを作って壁を立てていきます。
これは、ロングリーチクランプです。約30センチ奥まで届いて締め付けできます。
白い部分は、糊が乾いていないのですが、ピッタリ接合しているので加工精度は良いと思います。
右箱の中央連結部分です。2種類の形状の違いグルーブロックを設計図通りに付けています。
底板と前面エプロンはインターロックでガッチリ接合しています。
何かここだけ見ると中途半端な様子ですがこれで問題ないのです。
パラゴンは、1950年台末期から1980年代前半まで製造されていたので、それに関連することの一部が伝説化しています。
例えば、米松合板を使用した 個体は存在するかというものです。
通常のパラゴンは、主要材料は、パーチクルボードです。
米松合板を使用したパラゴンは、いかにも音が良さそうです。
米松合板は、日本国内では、入手が難しいので現在でも希少価値があります。
ヤフオクで最近米松合板を使用したパラゴンを見つけました。
こちらで確認してください。→ https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p536880789
全体的に仕上げがたいへん素晴らしくタダものではないオーラを感じます。
細部を見ていくと木材パーツが異なることが分かります。
一見してわかるのは、前足上部の形状です。
これは、最初期のモデルですが、該当箇所が細身で素晴らしい曲線になっています。
年代が下るほど該当箇所が太くなるようです。
今後、米松合板を入手してレプリカを制作してみたいものです。
私も、この太さの違いは、以前から気付いていたので、細→中→太の3種類を削ってみました。
同じ条件の写真ではないと思いますが、違いが分かりますか。
こちらは、第一製造ロットの前足です。設計図の通り削ったのですが、これが米松パラゴンのそれと一番近い形状です。
これは、第二製造ロットの前足上部です。直径を2ミリ程太くしてみました。
こちらは、試験的に太くなるように削ってみました。 こちらも良い曲線が出ていました。
お客様から、とても嬉しいお便りを頂きましたので、お客様のご了承を頂いて、紹介させて頂きます✨✨✨
https://blogs.yahoo.co.jp/rkv2k7/65928833.html
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梅雨の雨が降る土曜日の昼過ぎ、私の部屋ではJBL「LE-8T」から優美に
ナット・キングコールの歌が流れています。
すでに去年の秋頃に、御社のリコーンキットで長年壊れていたLE-8Tを
修理完了していたんですが、色々と多忙な日々が続いて修理完成の報告が遅くなりました。
遅まきながら修理顛末記、その悪戦苦闘をブログにアップいたしました。
Yahooブログ「散歩と真空管式アンプとジャズ&ロック」
「名器JBLスピーカーLE-8T」の復活
https://blogs.yahoo.co.jp/rkv2k7/65928833.html
このスピーカーには、特に思いが深く、私の過ごした青春時代、このスピーカーで
どれほどに優美な音楽生活を身近に過ごせた事か…
でも、そのスピーカーも年月と共に劣化し、貴婦人のようにエレガンスなスタイルも汚れてしまい
ボイスコイルも一本はショートしてしまい、それは死滅したようでした
やがて、押入れの奥で深い眠りに付いてしまいました…。
その後は、他社の、スピーカーに変えて、それはそれで素敵なんですが
やはり「LE-8T」に対する思いは簡単には拭えませんでした。
時の過ぎるのは早いです、やがて年月が過ぎて御社の「リコーンキット」を知り
もしかしたら、奇跡が起きるかもしれないと…
不器用な自分ですが、御社に恐る恐る発注し、やがて、キットは手元に届いて
そして、いよいよ、修理に挑戦!!
悪戦苦闘の末に、私としては奇跡に近い夢のような事に…
(リコーン・マニュアルが重要なヒント満載)
「LE-8T」は復活しました!見事に変わらないサウンドが私の部屋で
鳴り響いています(少し若返った音色)
本当に、ありがとうございました
御社のメンテナンス・キット「リコーンキット」は素晴らしいです
これからも、沢山の音楽好き、オーディオ好きの力になって下さい。
数年前に、廃盤になっていましたDCP 4125 ダストキャップが再入荷致しました。
このダストキャップは、JBL 38センチ用として最適で、以下の特徴があります。
1 直径が、106ミリであり、適度な大きさです。ボイスコイルが100ミリであるためそれをカバーし、なおかつ補修パーツとして、
オリジナルより2~3ミリ大きいためキズ(接着剤痕等)を隠せます。
2 直径が106ミリですが、大き過ぎず、装着した場合に締まって見える。
3 材質(紙質)は、薄めであるが、剛性・軽量で音色に色つけの傾向がない。
今回納入したお客様は、TAD主体のユニットをパラゴンに装着されました。
これは、世界初で、オンリーワンのパラゴンではないかと思います。
まずTAD4001ドライバーですが、JBL375に比較して奥行が長いので、オリジナルサイズでは、入りません。
当社のパラゴンは、最高峰のドライバーTAD4001も使用可能にするため横幅を38ミリ(片側当たり19ミリ)エクステンドしました。
38ミリ横幅が大きいと違和感があると思うかもしれませんが、足を長くして バランスを取っています。
まず、外観をみてこの点に気づく方は、皆無です。
また、TAD TL1601Bウーハーですが、1601Aの改良版でマグネットがさらに巨大化しています。
40センチ口径で、改造なしでは、入りません。
バッフル板と裏蓋に改造を施して装着しました。
お客様のリスニングルームですべて装着して、音出ししました。
TAD のユニットは、長い間ご使用になっていなかったので、心配でしたが素晴らしく反応の良い音が出てきました。
おそらくエージングが進めば更に良くなる予感の音でした。
約30分の視聴でしたが、初めてパラゴンでTAD主体のシステムを聴きました。
その後、お客様は、下記の通り動画を12本アップされています。
https://youtu.be/VzpxNPhoTfU
https://youtu.be/MKjoY8h9BUM
https://youtu.be/F6iIB3tty3A
https://youtu.be/W7XKQwkDnt0
https://youtu.be/Jd5icoRKoXM
試聴のポイントは、パラゴン対D130システムの音に違いが聴き取れます。
また、ご使用のアンプは、ラックスMQ-300B、マ-クレビンソンNO.436L、845シングルアンプで、
それぞれの音色の違いがなんとなく判ると思います。
ご使用ユニット等
ウーハー:TAD TL 1601B
ドライバー:TAD 4001
ツイーター:JBL 075
スーパーツイーター:GOTO SG160
クロス周波数 425-7500-10000