2018年11月

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先日に引き続き突板貼付け前の状態です。

今日は、前面のリフレクター板を取り付けてみました。

マリン米松合板で製作してきましたが、パーチクルボードとは、全く別のパラゴンレプリカが出来そうです。 

パーチクルボードと比較して重さで20%軽量であり、しかも木目方向に粘りがある材料ですからかなり響きの異なる箱

になりそうです。

少し甲高い響きから、重低音は、望めませんが、中低音の響きが豊かになるのではと思います。

 

写真撮影用に組み立てましたので、一部のパーツは、未接着で隙間があります。ご留意ください。

 マリン米松合板仕様のレプリカの突板貼付け前の状態の写真撮影いたしました。

通常の作業順であれば、一部のパーツに突板を貼って本体にそれを組み込みます。

しかし、今回は初めてのマリン米松合板での製作ですので、特別に全く突板を貼り付けていない状態で写真撮影してみました。

 

 主な使用材料は、19ミリ厚マリン米松合板(7層)です。この合板は、表裏共に節がありません。節は取り除かれ、補修されています。

 

 実際にこれまで米松合板製のパラゴンを聞いたことがありませんが、良い響きの予感がします。 

と申しますのは、この本体を手のひらで叩くと和楽器の鼓(つづみ)のような乾いた甲高い音が余韻を伴って鳴るからです。

パーチクルボードは、低めの音であまり余韻が伴いません。

 

 

昨日、C41 アンジェラスの脚が出来たのでネジで取り付けしました。 塗装がまだですが、完成まじかです。

 

塗装は、パラゴンレプリカと同じ塗料ですが、こちらがは、艶有りにしました。

材料は、米松合板ACサンド(通称グッドワンサイド)を使用しています。

独特の形状のバッフル板です。 多少ホーン効果があると思われます。

開口の黄色いテープは塗装の養生用です。

残りの作業は、塗装の仕上げ、グルーブロックの取り付け、配線、裏蓋の取り付け等です。

光線の加減で暗く写っていますが、脚の長さは、3センチくらいです。

このように3本脚です。

 

大分トリニータが念願のJ1昇格が決定しました。おめでとうございます。 

来年から大分でもJ1の試合が見れるので楽しみです。

さて今日は、このサッカーの最終戦である昇格試合をラジオで聞きながら、パラゴンレプリカの一部の金属パーツを製作しました。

今日製作した金属パーツです。 うえの平たい金属板は、フロントレッグを固定する金具で、底板に取り付けます。

下の細長い金属片は、リフレクター板固定用のレールです。

 

この細長い金属片は、リフレクター板の溝に丁度入るようになっています。

C41 アンジェラス レプリカのアルミ脚も製作しましたので取り付けてみました。

脚は、アルミ製で円錐形です。

 本体の作業は、保留して、フロントレッグの制作を行っています。

特にフロントレッグ上部の溝切は、 レプリカ制作で一番困難な作業だと思っています。

毎日作業していますが、調子のよい日と悪い日がやはりあります。

このような難しい作業をする日は、晴天で体調の良い日を選んで 行います。

それでも上手く行かないこともあります。

その場合は、失敗を繰り返す前に、作業を止めて、別の容易な作業に変えて行います。

 

 フロントレッグの上部は、ウォルナット材から製作します。パラゴンの初期~中期~後期各モデルによって形状が異なります。

微妙にカーブや太さが異なります。それは、オリジナルの設計図からも読み取れます。大まかに言いますと、初期モデルが一番

細くて、その後のモデルは太くなります。初期の設計図では、天辺の直径は1インチ(25.4㍉)ですが、この通り製作すると

かなり細く仕上がります。私の制作分は、天辺の直径は、28㍉です。

裏の溝切が難しいです。 この棒状の物に斜めの切込みを入れるわけですから難しいのです。それも深い部分と浅い

部分があり尚更困難な作業になっています。

先週に板曲げしたリフレクター板を本体に装着してみました。 取り付け未済のパーツも少なくなってきました。

リフレクター板には、ACサンド米松合板とハードボードです。この米松合板は、通称グッドワンサイドと言います。

A面の表面は、無節ですが、補修の痕はあります。

天板とレフレクター板です。すべてウオルナット突板で隠れます。

センターの左右ボックスの接合部です。パテの痕は、木ネジを打ち込んでいます。

アウターホーンからインナーホーン方向を写しました。隙間なく接合しています。ホーンらしく出口に向かって広がっています。

インナーホーンの底部です。

先週、板曲げしたインナーホーンパネルを取り付けました。

更にパラゴンらしくなりました。

フロントのカーブしたパネル(インナーホーンパネル)を取り付けました。

このインナーホーンパネルは3層で厚さ14ミリです。素材は、ACサンド米松合板とハードボードです。、

左右ボックスの接合部です。隙間なくパネルを取り付けています。

天板とインナーホーンパネルの隙間が無いことをご覧ください。 天板は、7層のマリン米松合板19㍉です。

裏面です。

天板です。 パテしている箇所には、木ネジが打ち込まれています。

左右ボックスの米松合板の木目をご覧ください。同じ合板から左右の天板を切り出していますので、木目の感じが同じです。

アウターホーンの音の出口付近です。ここでは、マリン米松合板2枚重ねになっています。 厚さ38㍉で14層になっています。

 

 

 

 

 

 

 

10月は、天候が安定していましたので、リフレクター板等の曲げ工程が進みました。

接着剤を大量に使用するので、乾燥する天候はありがたいです。

9枚のリフレクター板・6枚のアウターホーンパネル・18枚のインナーホーンパネルを板曲げしました。 

湿度が高く気温が低いと接着不良になりますので、この10月は本当に天候に恵まれました。

板曲げ工程が終わったので、今後は、前脚のカットを行います。アメリカから米松合板を輸入したときに、購入した

ウォルナット材で、6本分の前脚を削り出します。 厚さ70㍉、幅240㍉のブロック材から削ります。

参考のために、オリジナルの前脚を置いています。

時間があるときに少しづつ作業しているJBL C41 アンジェラス レプリカです。初めて製作するので試行錯誤しています。

特に、独特な形状のフロントパネルの加工が難しいです。