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数日前に、本体に前脚を仮に取り付けたところ、色が濃ゆかったので、薄く塗装してみました。
前脚の色が少し暗いです。そこで、色を薄くしてみました。
色を薄くしてみました。 突板も前脚の材料の無垢材もともにウォルナット材ですが、同じマホガニー色で着色しても、
同じ色になるわけではありません。 そこが天然木の面白いところです。
本体の方向を変えて、水平面のみ塗装しています。そのおかげで、滑らかな表面になります。
リフレクター板は、スプレー塗装を行いました。
スプレー塗装は、筆やブラシよりも表面が滑らかです。
昨日 18日(土)は、久しぶりに晴天でした。
秋晴れ大陸性の乾いた空気でした。従って塗装再開です。
その前に恒例の前脚とホーンを左右本体に取り付けて位置調整行いました。
右の箱です。塗装中ですので、仕上げ完了後にもう一度取付てみます。
お客様のリスニングルームで組み立てると、まさにこの通りになります。
左の箱です。前脚の上部が垂直になるように調整しています。
14号台風の影響も伴った秋の長雨で、通常の塗装が1週間ほど停滞しています。
そこで湿度の影響をあまり受けないホーンの塗装を行いました。
窯に入れて200度くらいで焼付するので、湿度が高くても影響ないのです。
黒い部分が焼付塗装です。
ホーンの開口部は見える所なので、特に注意を払っています。
ドライバー取付部分です。 塗料が一箇所に集中しないように、均等に塗布しています。
内側もムラにならないように丁寧に塗布しています。
今後は、本体に前脚とこのホーンを取り付けて、位置調整行います。その後は、全体の塗装の仕上を行っていよいよ納品です。
17台目の左右本体を立てて、側板を水平にして塗装しています。
雨模様が数日続いているので、塗装作業が停滞しています。
塗料が重いので、垂直の部分に塗布すると垂れます。従って水平な側板のみ塗布しています。
天板とフロントのエプロン部分は既に水平にして塗布しています。
同時に、前脚やホーンも塗装しています。
17台目を納品に向けて制作中ですが、リフレクター板を仮取付してみました。
塗装中です。 これからも数回研磨+塗装を行います。最後の仕上は、HVLP(低圧ガン)でスプレー塗装します。
リフレクター板の取付のポイントは、このような箇所の収まりです。
光線で色が違って見えますが、左右箱の結合部分です。杢目は、左右対称です。
右箱です。 取付のポイントは、リフレクター板の裏側と、インナーホーンの表側に5ミリの空気層が出来るように
左右で4ヶ所楔をと取り付けます。 その楔を何処に取り付ければ効果的かがポイントです。
左箱です。色がいい感じです。
実は、4台目から15台目まで同じマホガニーブラウンの着色剤を塗布していました。
今回の17台目~18台目には、新しいステインを採用しました。
同じマホガニーブラウンですが、杢目がクリアに見えるようになりました。
なお、16台目は、ウォルナット突板貼りで無仕上げです。
また、1台目から3台目までは、エボニー突板貼りでした。
前のマホガニーブラウンは、赤の要素が強かったのですが、今回のものは、赤みが抑えられて美しい杢目が強調されています。
以下は、比較写真です。同じ日同じ時間に、同じカメラで撮影しています。
リスニングルームのパラゴンレプリカです。5年前(2016年6月納品)に製作したもので、
米松合板へグレードアップするお客様から戻って来ました。今年の5月からリスニングルームで、D55エベレスト レプリカと併用で聴いています。
半艶消しの塗装しています。
現在130A(150-4C化に改造)+TAD 4001のツーウェイで鳴らしています。
本来のパラゴンの音とは違いますが、TAD 4001の音が強調されていますが、非常にクリアーな音質です。
低音は、軽めですが強弱のはっきりしたクリアな低音です。一番嫌いなブーミーな低音は、300Bシングルアンプのお蔭で
全く出ません。
ホーンもレプリカです。 主要材料は19㎜厚パーチクルボードです。
ドライバーはTAD4001です。 前から見て375と少し形状が違います。
以下17台目~18台目の写真です。同じマホガニー色ですが、杢目がクリアーになっています。リフレクター板です。
立てて使用するので、見え方が違ってきます。
リフレクター板のセンターです。左右対称に貼っています。
左の箱です。
右の箱です。
研磨+塗装作業を繰り返します。
17台目~18台目は、木工パーツの組立が終わり、左右本体の連結金具を取り付けました。
金具取付の前に塗装です。 塗装と言ってもすぐにスプレーをかけるわけではありません。
切削作業で多少油汚れがついているので、脱脂洗浄してから塗装になります。
艶消し黒で塗装しました。脱脂したので、塗料の付きは良いようです。
本体は、塗装+研磨を繰り返しています。
ステインを変更したので、杢目が以前よりクリアーに見えます。
フロントに3箇所金具を取付ました。この様に左右のインナーホーンカバー(15㍉)より出っ張ていません。出っ張ると前に取り付ける
リフレクター板の邪魔になります。 この部分もたいへん巧妙な設計ですね。
この連結金具は、単なる鉄製のパーツですが、左右の箱を確りと引付けて、薄いので目立ちませんが、無くてはならない
パラゴン専用のパーツです。
今日は、左右本体の連結の作業を行いました。
この工程は、単に左右の箱を連結すればよいというものではありません。
つまり同じパーツで同じように組み立てても、木材ですから、狂いが出ます。
この狂いを押さえて、一体化するように連結させるのが重要なのです。
左側の箱に7本の太さ10ミリのバーチ材のダボを設計図の通りに所定の箇所に打ち込みます。
一方、右の箱には、同じ10ミリの穴を7箇所ドリルで穴あけします。 簡単な作業のようですが、何処にドリルで穴あけするのか
が、重要です。
このように、左右の箱を確実に合体させます。
その後、更に、前後6箇所の楔状のクランプで左右を確りと引付けます。 この金属部品は、まだ、塗装前の状態です。
大きいベルトサンダーで、375ドライバー保持用のクランプの円弧部分を滑らか研磨しました。
大きいパワーツールは、危険な面もありますが、作業効率が非常に高いです。