2021年10月

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今年もあと二月残すのみになりました。

コロナ禍が長引く中で、次の製造ロットの米松材を何とか入手しました。

いつも3台づつ組み立ているのですが、各パーツを9台分カットしてから、3台分組立しています。

今回は、9台分のパーツを全て消費したので、材料の調達から始めています。

コロナ禍の終了を見越した資材の調達の過熱による、木材関係の不足が始まっています。

コロナ禍がまさか材料調達に影響するとは全く考えていなかったです。 

主要材料の合板類は、十分確保していますが、米松無垢材は、在庫不足ですので早めに手当てしたのです。

 

米松材 2X6材 (ツーバイシックス)です。 節の少ないものをセレクトしています。

米松材は、ピンからキリまであります。 この米松材は、99%セカンドグロース(植林された商業用の木材)でしょう。

良材ですが、更に良質のものは、更に目が詰まってずっしり重いです。

オールドグロース(原生林)のものが別にありますが明らかに密度が違い堅く重く別物です。

米松材の欠点は、ひび割れ・ ササクレ・松脂等です。 これらの欠点を防いで使用しています。 

おそらくこの材の約30%は、鋸粉になって失われます。 

勿体無いのですが、約3㎜幅の丸鋸で正確にカットしなければならないので仕方ないです。

米松材の特徴は、他の針葉樹よりも重く、芯材は薄いオレンジ色になっていることです。

パラゴンレプリカの材料使用割合で、約10~15%は、米松材を使用しています。 

オリジナル設計図では、パインランバーを材料指定していますが、当店では、その一種である米松材を使用しています。

 SPF材・スプルース・米ツガなどは、米松材よりも入手しやすいのですが、米松材に拘って使用しています。

昨日の工房です。 17台目と18台目の作業中です。

最近、デービーボンド15gチューブの仕入れをメーカーに打診したところ、製品ライン合理化のため、

当品は製造中止 すると連絡がありました。

デービーボンドは、修理に手軽に使用できるので人気商品でしたので残念です。

接着剤セットにデービーボンドが入っていたので、今回セット内容を見直してリニューアルいたしました。

 

 新接着剤セットの概要を説明いたしますと次の通りです。

1 デービーボンドの代替品は、黒色水性ボンドBD32です。

水性ボンドは、臭いも殆ど無く、割合に安全です。水性ですから、付着の場合は、水で洗い流せます。 

何よりも良い点は、使い易いことです。 粘度が使い易い中程度です。主な用途はダストキャップの接着です。 

仮に、作業中に手振れ等で接着箇所が乱れた場合でも、仕上がるとそのミスがあまり目立ちません。

それは、キャップの紙に接着剤の色や質感が近いからだと思います。

 

 

2 セットに水性ボンドWD32を40g入れていましたが、半分の20gに変更いたしました。 それに伴い、価格も変更いたしました。

 

3 セット商品は、従来4種でしたが、お客様の選択肢を広げて5種になりました。

 

☆ 接着剤セット 3種類 A ☆

https://www.hobbies-n-things.com/product/884

 ☆ 接着剤セット 3種類 B ☆

https://www.hobbies-n-things.com/product/885

☆ 接着剤セット 3種類 C ☆

https://www.hobbies-n-things.com/product/912

☆ 接着剤セット 4種類 A ☆

https://www.hobbies-n-things.com/product/886

☆ 接着剤セット 4種類 B ☆

https://www.hobbies-n-things.com/product/887

 

ご検討お願いいたします。

  

早くも10月中旬に入りました。

今年は、私的な出来事が多く作業が大幅に遅れました。

今年初めての出荷です。

手を離れますので、少しホッとしています。

 

正面を天井に向けて、パレットに載せて、梱包します。

お客様のリスニングルームで荷解きします。

 片方あたり3本の脚を取り付けてから、自立させて、左右合体して、真中にリフレクター板を差し込みます。 

左右本体です。片方あたり70キロくらいあります。

全部で5個口の貨物です。2個のダンボール箱には、ホーン2個、前脚2個、後脚4個、ネジ金具雑品等が入っています。

来週の出荷に向けて、作業しています。昨日は、再度リフレクター板を取り付けてみました。 

今回が最終です。  このような姿がお客様のリスニングルムで再現されます。

 

 

取付て納まりの確認しました。 多重に塗装しているので、おさまりが変わっていないか確認するのです。

左の箱です。

右の箱です。

左箱のエプロン部分です。

この部分にフェルトを取り付けています。 ここの収まりもチェックします。

センターラインも等間隔に収まっています。 杢目は連続ではなく、左右対称です。