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ここ1~2週間は為替相場が、130円台後半で安定しています。
一本調子で円安相場に向かっていないのでひとまず安堵しています。
今回3台制作中の第7ロット用ウォルナット突板が入荷しました。
これもウッドショックの最中、ひとまず入荷したので良かったです。
同じウォルナット材を薄くスライスして和紙に貼り付けていますので、この製造ロット突板の木目の基調はこのようなものになります。
丸くロールして配達されます。
薄くスライスした突板を偶数枚貼って1枚の大判(4X8版)にしています。
偶数貼りの方が、左右均等に貼れるので歩留まりが良いのです。
ここ1週間は、汚れ仕事が多いです。
従って工房が埃っぽいです。
リフレクター板の材料を曲げる前の行程で、材料の接着を更に良くするためにサンドペーパーで
研磨して清掃するので、ほこりが大量に出る作業なのです。
曲げ作業は、寝ていても翌朝に出来上がる効率的な作業です。
作業終了間際に、接着剤を塗布してクランプで固定して、 翌朝クランプを外せば思い通りの形状にカーブした板が出来上がるのです。
翌朝のクランプを外す作業は、期待感があるのでいつも楽しい作業です。
合間の時間に、卓上旋盤で、C41 アンジェラス レプリカ アルミレッグ削りました。
36個削りましたが、15%くらいは、サイズ的に規格外がありますので没にします。
油まみれです。3Dプリンターと違い、手動の旋盤ですから、バラツキがあります。
削りは、刃物がシャープであれば、時間は掛かりませんが、研磨は、.3種類のサンドペーパーを使用するために
時間が掛ります。
箱に取付できるように、ネジ穴を掘っています。簡単に見えますが、手間が掛かっています。
更に、コンパウンドで、艶が出るように研磨します。
パラゴンは、小さい箱に低音ホーンを組み込んでいるので、カーブした曲面が左右で5枚あります。
内訳は、正面のリフレクター板・ アウターホーンの壁左右2枚・インナーホーンの壁左右2枚です。
今まで、18台制作したので、実に90枚の板曲げを行いました。
正面のリフレクター板は、薄い3枚重ねです。
厚いインナーホーンの壁は、4枚重ねです。
広い面を接着するので 均一に力を掛けないと、板が交互にずれたり、接着不良を起こしたりします。
昨日に曲げたパネルです。 また糊が乾いていない様です。
通常は、タイトボンドⅢをして組み立てていますが、板曲げの場合、大量に接着剤を消費するので、白ボンドを使用しています。
在庫が4袋で12キロありますが、塗布面が広いので消費量がかなり多いです。
このように、均一に接着剤を両面に塗布して貼り合せます。
最近、工房の中が埃っぽくて作業風景などの写真を撮影するのが億劫になっています。
ルーターワークが多い為に埃が舞うのです。
例えばパラゴンレプリカ制作で完成間際でも、手間が省ける作業にルーターは多用しています。
面倒で集塵機に繋いでいないもいけないですね。
C41 アンジェラスもご予約受けて製作しています。
小さなアルミレッグを卓上旋盤で削りだします。 木工作業とは、内容が全く違うので新鮮です。
同じ規格のものを制作しなければならないので、専用治具も制作しました。
突板を貼る準備中です。12ミリ厚AC級米松合板(グッドワンサイド)を使用していますが、多少くぼみやささくれ跡があるので
パテで下地調整しています。
板と板の接合は、一箱当たり8辺の接合箇所があります。 すべてに片胴付という方法で接合しています。
昨晩の皆既月食を見ましたでしょうか。快晴ではっきりと天体ショーが見えましたね。
しかし、目が悪くて、天王星食は見ることが出来ませんでした。
それに関連する話題です。今朝6時半頃に毎朝行っているジョギングに出掛けたところ、真東に日の出、
真西には満月が沈みつつありました。
つまり太陽⇒地球⇒月がほぼ一直線でこれが昨夜の皆既月食の位置関係であることに納得しました。
弊社扱いのボイスコイルですが、コイルを巻いている芯材のお話です。
取扱の約9割にカプトンという材料が使用されています。
この素材は、デュポン社の開発したもので、耐熱性・耐久性・高剛性・比較的軽量の各面でたいへん優秀な素材
で過去からボイスコイル芯材に使用されて来ました。
そのような理由で現在も、ボイスコイルボビンに使用されているのです。
以下、弊社取扱の主なボイスコイルです。
★JBL LE8T 用 ・・・#1311-8AL
新作のボイスコイルです。これもカプトンボビンです。厚さ0.2㎜もカプトンシートを芯材にしています。剛性を上げるために
厚くすることも可能ですが、重くなるので、この厚さにしています。
★Altec 515用 16Ωボイスコイル
現在は、アルミリボン線仕様になっています。
★JBL D130用
D130用は、カプトン・ アルミ・ クラフト紙の各素材のボビンがありますが、販売量の9割がカプトンボビンです。
★JBL 2231・2235用
このように割合重いボイスコイルにも使用されています。
フロントレッグ用の厚板材料 ウォルナット材・マホガニー材 をこれからカットする予定です。
このような厚板の場合、曲線カットもありますので、バンドソーが最適です。
テーブルソーでカットできる厚さですが、8㎝~10㎝の高さに高速回転の鋸刃を出すと少々危険なので、
帯鋸が安全なのです。
たいへん貴重なウォルナット厚板です。歩留まりは、約30~40%でしょうか。
厚さが、約80㎜前後で、65㎜まで自動鉋で均一化します。機械が無いと出来ない作業です。
同じウォルナット材から切り出したものが1本のみ残っていました。同じようにカットします。