店長&スタッフ日記
C44-100 JBL パラゴン レプリカ 122 こんなに違う新旧設計図
2016年10月17日
第二製造分のパーツの切り出しや、突板や、ホーン、金属部品他の手配を行っています。
オリジナルのパラゴンも製作年度によって、仕様が違うらしいのですが、あまり外見上差異は分かりません。
裏蓋や、使用されているユニットで違いは分かるのですが、本体の形状の差異は、殆ど区別がつきません。
私の持っている新旧設計図では、明らかに形状が異なるパーツが散見されます。
それが組みあがると、外観の差異は殆ど無いのです。
パーツのサイズも、新旧で異なります。
当時の設計者は、旧設計図で製作が困難なパーツは、製作を簡素化する目的で設計図を変更したようです。
明らかに新設計図の方が、パーツが簡素化されています。
しかし、オリジナリティーは、旧設計図の方がありますので、私の製作しているパラゴンレプリカは、旧設計図を忠実に再現してい
ます。
例を2つご紹介します。
底板の取付ける小部品ですが、旧設計図では、断面が6角形です。
新設計図では、断面が3角形です。
次に、ホーン内部に入れるスペーサーです。旧設計図では、変形四角です。
新設計図では、製作し易い平行四辺形です。