店長&スタッフ日記
C30 JBL ハーツフィールド(初期型) レプリカ 1 ひな型入手
2017年10月06日
今年一番欲しかったものを遂に入手いたしました。
それは、 JBL ハーツフィールド(初期型)のひな型です。
ハーツフィールドには、初期型と後期型がありレプリカ制作を希望しているのは、初期型です。
初期型は、裏側がバラックのような少し残念な外観ですが、内部のホーンロードの設計は、天才のひらめきを感じる素晴らしいものです。
後期型は、設計図はかつてJBLがメトロゴン・パラゴンと同じく販売 していましたし、現在でも入手可能です。
しかし初期型は、設計図など存在せず、オリジナルを入手して、分解してコピーするしか再現できないのです。
これは、以前に職人さんがオリジナルをコピーして組み立てたものです。
日本にこのような珍品があることが驚きですね。
天板・側板・サランネット・底板・ホーン仕切り板等が欠落しています。
後期型の設計図と比較したところ共通のパーツもあるので、欠落パーツの正確な再現も可能です。
また、このスピーカーは、米松合板で出来ていますが、現在国内でも、アメリカでも設計に合致する品質の良い合板を入手することは難しいです。
アメリカでも、莫大な量の米松合板が流通していますが、希望する厚さの合板は、ほとんど製造されていません。これがネックですね。
上面がぽっかり開いていますが、内部構造を見るために蓋を外したところです。
前面もぽっかり開いていますが、職人さんが、内部構造を見るために切り取ったとのことです。このホーンロードの設計は、
正に天才的だと思います。よくぞここまでコンパクトにホーンを詰め込んだものだと感心する設計です。
W字形状の後期型と比較してこちらの方が、設計のすばらしさを感じます。
ウーハーのバッフル部分です。JBL 150-4Cを斜め下向きに取り付けます。音の出口は、25㎝X20㎝位で小さいです。
音の入口は、かなり狭いです。握り拳が二つ入るくらいです。入口を小さく絞ったホーンロードであることが分かります。