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大分でもコロナウイルス感染者がとうとう出ました。
どこにも行かず黙々と製作進めています。
昨日は、ホーンの短辺を削ってフロントレッグの上部を取り付けてみました。
フロントレッグの上部のパーツ加工は、パラゴン製作の中一番難しい箇所です。 ホーンに取り付けるための溝のカットが特に
難しいのです。
フロントレッグの上部の材質は、ウォルナット材です。
本体には、大体このような方向で取り付けします。リフレクター板に向けて音を発してから、反射させて視聴者に音を届けます。
ホーンは、金具のネジ穴を掘って、その後表面を研磨します。
中音のアルミホーンの研磨を行いました。
ホーンは鋳型から取り出した状態で鋳造所から入荷します。
そのままでは、使えないので、パラゴン用にペーパーで研磨加工します。
ドライバーの取付口です。 ここの表面は、平らに研磨しました。アルミ材は、柔らかいのですが、ペーパーで研磨するのは
時間がかかります。
ホーンの音の出口です。 ここもパラゴン特有のゴールドの塗装が施されます。
このように研磨面は、ピッタリとレベルが出ています。
左が研磨後、右が、研磨前です。研磨前は表面がザラザラです。
左が研磨後、右が、研磨前です。研磨前は表面がザラザラです。
★ノースウエスト トレーディングのスピーカーパーツをよろしくお願い致します。
現在製作しているパラゴンレプリカは、塗装の工程に入っています。
内部は既に艶消し黒に塗装しました。 内部の塗装は完了しました。
ここで注目してもらいたい点は、アウターホーンの出口付近の仕上げです。
この部分は、見えるところなので、滑らかに研磨して塗装しています。
オリジナルも同様です。
左ボックスです。
アウタ―ホーンの出口部分です。これから突板部分に重ね塗りするので境界にマスキングテープを貼っています。
艶消し黒を重ね塗りして滑らかにしています。
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フロントレッグの製作中ですが、ペーパーで研磨して 着色すると劇的に変化します。 だから楽しい工程なのです。
厚さ60㎜のブラックウォルナット材のブロックからカットしました。 ブロック材から完成までの歩留まりほぼ50%です。
粗削りが完了したところです。 これから、横にオリジナルの見本を置いて細部を見比べながら、ペーパーで研磨しました。
研磨後、着色して下塗りを行いました。
縦の良い木目です。
本体内部も艶消し黒で塗装しました。
ここ数日、ウォルナット材と格闘しています。フロントレッグをブロック材から削り出しています。
本当は、ウォルナット材は、削り易い素材ですので、実に楽しい作業なのです。
よく切れる刃物で、削る楽しさは、時間がたつのも忘れさせるほどです。
この削り作業をやっていると木工作業の楽しさを実感できるのです。
先日入荷した、ブラックウォルナット材からフロントレッグを切り出しました。
左がオリジナルです。 各部を計測して同じようにカットしています。
オリジナルとサイズが違うと、上部の小さいパーツが直立出来なくなり、残念な姿になりますので、
正確なカットが必要なのです。
フロントレッグ上部のパーツです。このように美しいカーブでカット出来れば半分成功です。
後の溝も同時に、カットしています。傾斜角なので、かなり難しいです。
今製作しているパラゴンレプリカのフロントレッグに使用するウォルナット材が入荷致しました。
フロントレッグには、ウォルナット材の無垢材を使用します。
厚さが、60㎜以上のブロック材が必要でいつも入手に苦労します。
また、歩留まりが悪く材積の約半分は廃棄になります。 やはりその形状から歩留まりが悪いのです。
従って、1950年代後半から製造されていたパラゴンも、部分的に部材を貼り合わせたフロントレッグを 製作していたのです。
その時代のアメリカ国内でさえ大きいブロック材の入手困難なために、
1本のウォルナット材から削り出したフロントレッグは製作されて無いようです。
次に樹種ですが、正式には、アメリカ産のブラックウォルナット材を使用します。
この材は、世界の3大銘木の一つであるだけあって、すべてに優れています。
製作者の観点になりますが、とにかく削っていて楽しい材です。
よく切れる刃物で削ると、思うように削れて、削った肌がきれいです。
長さ90㎝、幅27㎝、厚さ6㎝のブラックウォルナット材です。この材から4本分のフロントレッグのパーツを製作します。
残念ながら材積の約半分は廃棄です。この材殆ど欠点がありません。
詰まった滑らかな材質です。
こちらの白い材は、国内産のクルミ材です。正確に樹種は分かりません。沢クルミか鬼クルミでしょう。
オリジナルのフロントレッグです。これを横に置いて削ります。
このように見えないところで、材を接着しています。 厚い部分は、60㎜あります。
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久しぶりにパラゴンレプリカの製作についてです。
今月末出荷を目標に進めています。塗装を始めたところです。
冬場は乾燥して塗装に向いていますが、低温には注意が必要です。
やはり10度以下になると、水性塗料は乾きが良くないようです。
前面にカーブしたパネルを接着剤と木ネジで取り付けたのでボックスが一段と強固になりました。
右側面は、試験的にサンドペーパーを掛けてみました。
米松合板仕様なので、独特の木目が見えます。
良く見えませんが、軒の部分は、突板の木目が流れるよう(連続するように)に貼っています。
JBLのオリジナルの設計図には、木目の方向が指示されていますのでその通り制作しています。
センターを中心として左右対称になるように突板を貼っています。広い面の突板貼りは皺が出やすく難しいのです。
昨年 8月上旬に、わが家にやってき来た2A3シングルアンプですが、半年間酷使しましたが、いまだに快調です。
私も家内も音楽が好きで、仕事しながら、音楽を鳴らしています。
1日平均 の稼働時間が約8時間(その間 スイッチのオン・オフが3回)で約半年ですから計算すると 積算稼働時間 1440時間 オン・オフ回数 540回 になります。
酷使した感がありましたが、通算の数字にしてみると大した使用ではないなという感じです。
一般的に真空管の寿命は5000時間ですから、ここまま同じペースで使用した場合、20か月で寿命が来るので、2021年の今頃ということになります。
関東のアンプビルダー様の作品です。安定作動の確かな設計で、特にボーカルが非常にリアルな表現のアンプで、満足しています。
2A3シングルアンプ パワートランスは橋本製、 出力トランスは、ラックスですが、テクトロンファインメットトランスに繋いでいます。
整流管は、6B4Gの片方のみ使用するという変則回路です。
RCA2A3 まだゲッターが十分残っています。
RCA6B4Gです。 イギリス製です。 整流管として片チャンネル当り1本使用しています。
★ノースウエスト トレーディングのスピーカーパーツをよろしくお願い致します。
なかなか進まないアンプ製作です。
シャーシが出来上がってきましたので、ネジを購入しました。
ネジの購入など話題にならないのですが 敢えてアップいたしました。
必要なネジのサイズが前もってわかっていたのですが、シルバーハンマートーンの塗装の厚さが分からなかったので購入を
念のために保留していたのです。
塗装済みシャーシの穴を測ってみると塗装被膜は厚いものではなく、特にネジサイズを変更することもなく 注文したのです。
アンプの製作記事を見るとネジについては、あまりクローズアップされていませんが、
数種類のサイズのボルト・ワッシャー・ナットを揃えるとそれなりの金額になります。
また小さいネジは専用工具が必要になります。
小さい デール メタルクラッド抵抗 5W 100Ω です。 このパーツは2㍉のボルトナットでサブシャーシに取付けます。
2㍉ネジはかなり小さいです。 適正な道具が無いと作業できないので、精密ドライバーとナットドライバーを購入予定です。
真空管周りにこのメタルクラッド抵抗 5W 100Ωを多用するので、作業が細かくなります。
2㍉ボルトとナットを取り付けてみました。やはりかなり小さいです。ナットの緩み留めも必要になるでしょう。
ネジ類の購入で数千円の出費になりました。
今日は、狭い部分の突板貼りいたしました。まだ貼っていない部分は、天板の軒の部分のみになりました。
未塗装です。 隙間なく突板が貼られています。アウターホーンは、正確に配置されています。
暗い写真ですが、軒の部分を明日貼ります。
リフレクター板は、突板貼り完了です。
小さい面の突板貼りは、あまり難しくありません。
300Bシングルアンプ用の特注シャーシの塗装が完了して納品されました。
素晴らしいシルバーハンマートーンで仕上っています。
長野県東御市のエヌテクノロジー 中山様にお願いして正解でした。
アンプシャーシ製作の専門業者ですので丁寧でスマートな仕上がりです。
希望通りの材料を使用して、しかも丁寧な仕上がりですのでリーズナブルなのです。
本来ならば、明日から配線出来るのですが、まずレタリングシートで文字入れして、パーツ装着用の
ネジを購入してから始められます。
色は、テクトロントランス(ツゲ電機)の色に合わせてシルバーハンマートーンにしました。精悍なシルバーが好きです。
300Bと5U4Gの周りに放熱穴を設けました。
裏蓋は、落し込み構造です。 丁寧に塗装されています。
トランスの取付ネジの一つはアースのため無塗装箇所があります。
先日、近隣のお客様にダイヤフラム等のパーツの納品に伺いました。
こちらのお客様には2014年末にメトロゴンレプリカを納品させて頂いています。
2014年の納品以降、メトロゴンはリビングルームの真ん中に置いて頂き、メインスピーカーとしてご使用して頂いています。
製作者としては、引き続きご愛聴して頂いていますので、たいへんありがたいお客様です。
845(211)セトロンシングルアンプで、オスカーピーターソンの45回転LPレコードを聴かせて頂きました。
日頃ネットプレーヤーで聴いているので、管球アンプで鳴らすレコードの音の良さに感激しました。
楽器の一つ一つが非常にクリアーな音質で、ジャズを聴かせて頂きました。
時間も忘れて長時間お邪魔いたしました。
すべての写真は、2014年12月当時のものです。メトロゴンの上には、自作のネットワークを置かれています。
左右には、JBL モニターを置かれています。
このメトロゴンレプリカは、エボニー突板仕上げです。 日当たりの良い場所に置かれていますが、
色褪せや突板の剥がれは全くありませんので安心いたしました。 お客様の日々のメンテナンスが良いのだと思います。
ルーバーや脚は、ケヤキの無垢材で制作しています。 これも全く問題ありませんでした。
ルーバーを外したところです。サランネットは、フェンダーギターアンプの補修パーツ
として販売されていたものを使用いたしました。 ルーバーは、フェルトを巻いて穴に差し込みます。
欅の良い木目が出ています。 パラゴンとは違った魅力あるメトロゴンです。
今日は、広い面の突板を貼りました。
私は、突板貼りの専門業者ではありませんが、奥の深い技術の作業だと思っています。
広い面に突板を貼る作業は、パラゴンの各種の作業の内でも本当に難しい作業の一つと思います。
突板は紙のような材質で単純に板に貼れば良いと思われるかもしれませんが、接着不良が多いです。
狭い面の突板貼りは、割合簡単で失敗はありません。しかし、広い面の突板貼りは、かなり難しいです。
接着剤の水分を含むと皺が出来て、しかも木目があるので部分的に歪みが出来るので難しいのです。
今日は、左右本体の天板・側板・リフレクター板の合計五面を貼りました。
色は、マホガニーブラウンです。側板の木目は、天板から、連続しています。
天板の木目は、左右がミラーイメージです。(左右対称)
リフレクター板です。幅が180㎝あるので貼りが難しいです。
以前にオーダーしていた特注シャーシが、年末に出来上がり、手元に届きました。
素晴らしく出来が良いシャーシができたので報告いたします。
まず、製作依頼したのは、長野県東御市のエヌテクノロジー( 中山様)です。
アンプシャーシを手掛ける業者は多いのですが、エヌテクノロジーさんは、アンプシャーシ専門の制作業者ということでお願いしたしました。
はじめての製作依頼ですから、中山社長に数回電話して相談して納得してオーダーいたしました。
中山社長は、お忙しいにも関わらず、 真摯に対応して頂きました。
製作に図面は必要ですが、各パーツの寸法を正確に測って、方眼紙に手書きで図面を記載しました。
以下この特注シャーシの特長を箇条書きいたします。
1 正確な穴開け・・・・ 最小0.5㎜単位で穴開けやカットをお願いたしました。 レーザー加工のようですからキレイに仕上がるのは当
然かもしれませんが、正確にカットされていました。
2 落し込み加工・・・・底板は、正面から見えません。通常では、前から見ると底板の辺が見えますが、落し込み加工の場合底板が見
えない のですっきりした外観になります。すっきりした外観だけではありません。 剛性が格段にアップしています。
底板にL字型の鋼材を溶接しているからです。
3 丁寧な溶接・・・・一般機器とは違う趣味性の高いオーディオ機器です。従って精緻で丁寧な溶接作業が要求されます。
特に四方の角は、 見えない下の部分も丁寧に溶接して研磨されています。
4 裏板の丁寧な仕上げ・・・・裏板の部分は実際のところ見えない部分ですが仕事が丁寧です。
放熱穴・底板取付ネジのザグリ等です。
5 見積もりは、塗装仕上げ・脚等を含めて行ってくれますので、仕上げと精巧さを考慮してもリーズナブルと思います。
これは特注シャーシですが、一般販売のリーズナブルなシャーシもあるようです。
これから、管球アンプ等を自作される方に参考になればとレポートいたしました。
なお、無塗装状態ですので、エヌテクノロジーさんに送り返して、トランスケースと同じシルバーハンマートーンに塗装して
頂く予定です。 出来上がりが楽しみです。
300B シングルアンプ モノブロックのシャーシですので、回路は複雑ではありません。 従ってシャーシ穴開け箇所は多くありません。
裏蓋です。落し込み構造です。放熱穴のデザインも良いです。
放熱穴も正確にカットされています。
C-Hのトグルスィッチを取り付けてみました。 上の小さな穴は、回転防止の爪が入る穴です。
PEC のボリュームです。横の小さな穴は、回転防止の爪が入る穴です。
アンフェノール真空管ソケットの穴と放熱穴の拡大です。丁寧な仕事です。
フルテックのAC インレットの穴です。 角のアールも指示通りです。
裏蓋の落し込み構造です。裏蓋の受け材を溶接しています。ここも非常に丁寧な作業です。
角の溶接も精巧です。
裏蓋を取り付けたところです。裏蓋が落し込まれています。 ザグリ加工も施され小さい3㎜ビスで取り付けるようになっています。
特注シャーシはこんな感じになります。
2020年 謹賀新年 皆様のご多幸をお祈り申し上げます。もうすでに5日ですが、パラゴンレプリカの進捗が遅れていますので元日から気合を入れて制作しています。
今年の正月は、たいへん良いお天気で素晴らしい幕開けでした。
元旦早朝に、近所の山神社と宇佐神宮に参拝いたしました。
宇佐神社では、御祓いをして頂き、お神酒もいただきました。
2~3日は、箱根駅伝を見ました。(作業しながら殆どラジオを聴いていました。)
箱根駅伝は、母校が上位常連校ですので10年以上前から見るようになりました。
今年は、母校が新記録で総合優勝したので、良かったです。
今年は、更にパーツの種類を増やして、お客様のニーズに応えたいと思います。
また、お急ぎのお客様には、迅速な発送にも努めます。
パラゴンレプリカの製作を効率化して、お待ちのお客様に少しでも早くお届けできるように努めたいです。
また300Bシングルアンプの制作も春までには完成させたいです。今年もよろしくお願い申し上げます。
ご愛顧たいへんありがとうございました。
2020年 皆様にとって良い年になるように願います。
大晦日の工房です。 パラゴンレプリカは、天板を仮置きしたところです。 3台のレプリカを制作中です。
年末に届いた300Bシングルアンプの特注シャーシです。金属加工は、素人では手に負えませんので、アンプシャーシの専門業者
(エヌテクノロジー 中山様)にお願いしました。日本の金属加工技術の素晴らしさを感じる仕上がりでした。
裏面です。 放熱穴を空けています。 蓋が飛び出ていない落し込み構造です。外観もスッキリで、剛性も高いです。
主要パーツを仮置きしてみました。重いトランスを載せても問題ありません。 パーツ用の穴も正確にカットされていました。
当社の2019年を振り返ってです。 お陰様で開業10周年でパーツ販売は、年間通して順調に推移してきました。
お取り寄せ品は別にして、迅速な発送を心掛けました。
すべての商品の詳細をお客様に周知して頂くために商品データを添付いたしました。
扱う商品が99%輸入品販売のため、規格が不明な商品をそのままお客様に販売できないからです。
開業以来新製品が入荷するたびに各パーツの写真を撮影して、サイズを計測して、気付いた特長、
適合機種を記載した商品データを作成しています。
その商品データが、通算で約一千枚に達しました。 つまり取り扱いパーツが約一千種類ということになりました。
C44 パラゴンレプリカは、3台納品出来ました。 主要業務のパーツ販売に手を取られて年初の販売目標4~5台を
達成できませんでした。もっと制作の効率化が必要です。 次回の製作ロットは違う手順で行いう予定です。
6月に納品したパラゴンレプリカです。
8月に納品したパラゴンレプリカです。
10月に納品したパラゴンレプリカです。
当店でエッジ購入して頂き、完璧にエッジ交換されて、復活したスピーカーで音楽を楽しまれているお客様の紹介です。
JBL S5500のエッジ交換等ということで、適合エッジであるSFJBL 2214(30㎝口径)を2ペアご購入されました。
このJBL S5500はすごいスピーカーなのです。 JBL は、このスピーカーにプロジェクトK2 という名前を冠しています。
世界の最高峰はエベレストですが、 K2は、2番目の高さで、スピーカーも準高級機という位置づけではないようです。
K2は、登頂の難しさでは世界最高峰のエベレスト(標高8,848m)よりも上で、世界一登ることが難しい山とも言われいるそうです。
思うにJBL は、このスピーカーにK2を命名して、簡単には、上手く鳴らせませんよ言わんばかりに、
どうぞこのスピーカーに挑戦してくださいと言っているような気がします。
背の高いバーチカルツインタイプで、ユニット取り出しで落下事故があるとたいへんです。
しかも 重量が 90キロですから、横倒しするにも体力とスペースが必要です。
2台で 4つの重いウーハー (LE125S-12)のエッジ交換ですから更にたいへんです。
よほどの決意 が無いと出来ない作業ですね。
さて実際の交換作業は、エッジの山の部分の収まりはジャストサイズのようです。
ただし、外側の耳がガスケットで押さえた場合、はみ出るようなので、カットの必要があったようです。
これは私も想定外で販売いたしました。お客様は、正確なカットすべき線をカット用の型紙に製図されていました。
エッジは軟らかい素材で、ハサミでフリーハンドでカット出来ますが、正確にすることは難しいのです。
型紙を利用して正確にカットするアイデアは、美しい仕上がりに有効だと思います。
数日前にお客様から、エッジ交換がすべて完了したJBL S5500の写真が送られてきました。
素晴らしい仕上がりです。なんの違和感もなく丁寧に作業されたことがわかりました。
また、コーン紙の下がる癖を矯正するために、180回転してウーハーユニットを装着 していることも髭(コーン紙から出ている2本の
リード線)の方向で分かりました。
これも重い コーン紙のユニットには有効です。
このLE125S-12も重いコーン紙の部類で、振動する部分の重さが100グラム前後です。 このように立派にエッジ交換されて良かったです。
(お客様へ)たいへんお疲れ様でした。
この形状で外周をカットされたようです。エッジ山の外周直径は280ミリを指しています。
300Bシングルアンプ製作プロジェクトでの最後の大物部品は、シャーシです。
300Bシングルアンプですから、回路は複雑ではなく、シャーシの穴あけも複雑ではありません
。しかしトランス類が大きくて重いし、パーツ類が通常よりも大きいので、シャーシも特注品にいたしました。
シャーシ製造メーカーの社長と電話で納得いくまで相談いたしました。
材料の選定、裏蓋の仕様、放熱穴の位置、加工精度などについてです。
見積価格には、標準色塗装の価格が含まれています。
つまり、通常であれば塗装仕上げまで行って納品です。
今回の特注シャーシでは、穴あけ、角の溶接完了後、サイズ確認・パーツ取付確認のために当方が一旦引き取ることにいたしました。
年末までに納入予定ですので楽しみです。
★ノースウエスト トレーディングのスピーカーパーツをよろしくお願い致します。