店長&スタッフ日記

1361

最近メトロゴン レプリカの製作で、新製品のご案内が疎かになっていまして申し訳ありません。

最近入荷した新製品をご紹介いたします。

 

台風8号の災害予防で、隣家に近い中径木を倒木しました。

木(直径30センチ位)を事故なく思った方向に倒すことは、非常に難しいです。

通常の手動ウインチならば、木をある程度引っ張れば、再度ロープを掛け直さなければなりませんので、手間のかかる作業になります。

今日初めて使用した、チルホール TU16は、そういう面倒なこと無しで しかも強力に牽引出来ます。

TU16は、1,600キロまで引っ張れるという意味です。ただし、本体17キロ、ワイヤー15キロと重いのが取扱の難点です。

 

黒いシャフトのレバーを左右に動かすだけで、簡単に確実に引っ張れます。

 

おそらくワイヤーに数百キロの力が掛かっています。

チルホール TU16  ドイツ製

 

 

メトロゴンの設計図には、バッフル板のツイーターの開口部に取付ネジ穴等を開けるように指示がありません。

当初は、ツイーターの取付はどうすればよいかわかりませんでした。

そのうち木ネジでツイーターを装着すればよいことに気づきました。

1 古い馬蹄形の取付金具付きJBL 075 等は、アダプター無しで3箇所 木ネジ止めします。

2 比較的、新しい四角形の取付金具付きJBL 075等は、まずツイータの前面にアダプターを置き、それを4箇所マウントネジで止めます。次にバッフル板に4箇所木ネジで装着します。写真のとおりです。

 

 

このアダプターは、ハードボード製で、カウンターシンクの穴を掘っていますので、マウントネジが沈みますので、

平面になり、バッフルに取付易いです。右下の欠けは、ウーハーに干渉しないようにカットしています。

 

4箇所木ネジでバッフル板に取り付けたところです。確り装着しています。

 

バッフル板を上からみたところです。2420(LE85)が少し、ツイーターに接触します。この場合、

ホーンの角度を変えて取付ます。 やはりドライバーは、ひと周り小さい175(LE75)が良いようです。

メトロゴンに使用されている中音ホーン(JBL H5040)は、大変希少なモデルです。

1964年のJBL のカタログによりますと、90度に折り曲げた形状でメトロゴン専用に設計されたホーンと記載があります。

カタログから判断してほんの少量のH5040 が、バラ売りされたと推測されます。

だから、入手困難なのです。

これまで、ボックスのみ製作販売していますが、本当のお客様のニーズは、この中音ホーンも含めてものだということは、重々承知でした。

ここ数カ月、この再現が難しいホーンを製作して頂ける業者を探してまいりましたが、技術・コストとも満足する製造業者に製作依頼することになりました。

順調に作業が進めば、約1月後に販売いたしますのでよろしくお願いいたします。

 

JBL H5040 : アルミ鋳造 エクスポネンシャル ホーン   175、LE75 ,LE85用 ドライバー 600ヘルツ以上で

使用可能。 小さいホーンですが、肉厚が厚い部分は、10ミリ以上あり、強固なホーンです。

明日から、ゼブラウッド版のメトロゴン (レプリカ)ボックス を販売いたします。

これまで、予約販売分を製作していましたが、やっと販売出来る運びになりました。

一部の写真しかありませんが、ゼブラウッドのベニアとケヤキの木目がポイントのメトロゴンになりました。

あえて着色せず、ナチュラルな色合いです。

オリジナルのメトロゴンには無い、仕上げですが、リスニングルームでは、調和するストライプの木目ですから如何でしょうか。

なお、音質は、オリジナルに類似するように、同じ材料にこだわって製作していますのでよろしくお願いいたします。

(一部材料の変更あり)

 

養生中の写真です。今後更に木目がクッキリして来ます。

メトロゴンの輸送についてお客様から、本体は、分解できるのかというお問合わせがありました。

レッグは取り外し出来ません。ネット・ルーバー・裏蓋は、取り外し可能です。

パラゴンのように3分割など出来ませんので、お部屋での設置の参考として下さい。

 

前のレッグは、木ネジと接着剤で全面パネルに強固に取り付けます。分解できません。

前レッグを本体に取り付けた様子です。

現在製作中のゼブラウッド仕様です。ルーバーは、全面から、ネットは、裏蓋を外して内部から外せます。

パラゴンのように、リフレクター板は外せません。ガッチリと天板と底板の固定されています。

お客様からメトロゴン レプリカの天板の回りのモールディングはどうやって取り付けているのかというご質問がありました。

天板は、パーチクルボードに突き板(ベニア)を貼り付けたものです。

牛の角のような形状のモールディングは、ケヤキの無垢材です。

写真のように両者に溝切りして、そこに厚さ約3ミリのウオルナット材の木片を差し込んで接着しています。

従って一体化していますので接合箇所から割れることは殆どありません。

 実は、先日びっくりしたことがありました。

関東のお客様に完成したメトロゴン (レプリカ)をクロネコ ラクラク家財宅急便で運んで貰う為に申し込みの電話を入れたところ、

スピーカーの運送は、5月から取り扱わなくなったので、運べないとの回答がありました。

それでは、困るので、再度確認してみると、中身の入っていないボックスだけのスピーカーならば運べるとのことでしたので、

安心いたしました。

なぜスピーカーの運送を取りやめたのかの理由は、運送中破損が多く保険会社が対応しきれないとのことでした。

今後もクロネコ ラクラク家財宅急便でお客様のお手元にメトロゴン (レプリカ)を配達したいと思っていますので、

よろしくお願いいたします。 なお、今後も 運送中の破損防止のため入念に梱包いたします。

 

合板パレットに載せたメトロゴン レプリカ。この後、パレットごとに梱包してラクラク家財宅急便で 配送しました。

今回の製作分から、お客様のもとへ配送するときは、破損等を無くす為に、簡単なパレットに載せることにしました。

メトロゴンは、巨体の割にレッグが細く、ぶつけると破損する恐れがあるので、レッグを保護する目的でパレットに載せることにした

のです。

 

明日の出荷の準備中です。

このように合板の上にメトロゴンを置いて梱包します。

特にレッグは、固定する為にルーターで穴を彫ってそこにレッグを差し込んでいます。

今回、メトロゴン レプリカ が一応完成して、オイル仕上げも次第に落ち着いて来ました。

オイル仕上げは、少し時間がかかります。

木材はオイルを吸収して落ち着いた色になるまで数日かかるからです。

色ムラを少なくするために塗布・研磨作業を数回繰り返さなければなりません。

 

お待たせいたしました。オイルを塗って完成しました。全体に同じオイルで着色していますが、

樹種によりの吸い込みが違いますので、少し時間が経てば落ち着いた色合いになります。

 

 

ネットワーク用の開口が片チャンネル当たり2か所ありまして、カバーしています。

 

 右側のチャンネルです。グラスウールは、まだ入っていません。

左側の内部です。

ケヤキの木目が出ています。

黑いネットを付けています。

メトロゴン レプリカの仕上げ前の状態です。

全体に120番のサンドペーパーをかけています。

これからオイルを含ませて180番と400番の耐水ペーパーで表面を滑らかに仕上げます。

今回の製造分では、初めてモールディングとレッグにケヤキ材を使用しています。

ケヤキ材の木目が引き立つような仕上げが目標です。

とうとう6月。
九州では先日梅雨入りしました。
今日は朝から(夕べから?)かなりの量の雨が降り続いていましたが、今はちょっと小降りになっています。

メトロゴン製作 第2弾が長引いており、ご予約のお客様には大変お待たせして、申し訳ございません。
現在の製作の様子は下の写真の通りです。
10日までには何とか完成したい!と日夜頑張っています。
一つ一つの作業に手を抜かず、丁寧に製作を進めているので、結果的にこんなに時間がかかっています。

さて、メトロゴンの試聴にお客様がお見えになるときにお出しするコップを新しくしてみました。
湿気の多いシーズンに爽やかなカラーを選びました。

 

この後の作業としては、塗装を行い、各へりの木片と足を取り付けて完成です。

 

http://www.hobbies-n-things.com/product/430  ←JBL メトロゴン スピーカーBOX レプリカ ご予約・ご注文はこちらから

 毎日ドリップコーヒーを楽しんでいます。

これまで注ぎ口が細いやかんでドリップしていましたが、ドリップ専用のコーヒーポットを購入しました。

このポットは、何種類かのデザインや、容量の大きさのモデルがありますが、コーヒー店などで使用されているものです。

これからドリップの技術を上げて更に美味しいコーヒーを味わいたいと思っています。

 

ステンレス製で750CCです。3~5杯用です。

そこに、リングが付いてましてやかんとしてコンロに掛けることはしない方が良いようです。

 

蓋はヒンジが付いていますので横にしてもはずれません。

今日は、リフレクター板のベニヤを貼りました。

オリジナルのパラゴンやメトロゴンは、中央のリフレクター板の木目が左右対称のなるようにベニヤを貼っています。

ベニヤは、木目が左右対称になるように、また同じ模様の木目が連続するように作られていますので、

センターを正しく出せば、簡単に貼ることが出来ます。

 

中央の木目の狭いところをセンターとしました。

オイル等を一切塗っていない状態です。オイル仕上げすれば木目がクッキリします。

 

今回メトロゴン レプリカに使用しました ウォルナットベニヤです。

 

メトロゴンで、無垢材を使用している箇所は、レッグとモールディングです。

今回の製作ロットでは、そこにケヤキ材を使用しています。

ケヤキ材は、磨くときめ細かい表面になり、味のある年輪が出ます。

そこで、サンドペーパーで懸命に磨きました。

お陰で写真のような 木目が出ました。

着色を行うと更に明瞭な木目が出ますので楽しみです。

このバットのように見えるものがレッグです。

 

太いところで46ミリ、細いところで25ミリです。ケヤキ材です。  

サンドペーパーで磨きました。60番→80番→180番の順番で磨きました。このモーター印(岡田磨布・奈良市)

のサンドペーパーは優れもので、紙製ですが耐久性が高いものです。良い買い物をしました。

 

先日入荷しました新製品のRCAピンプラグとスピーカー端子です。 どちらも手に取って見たところ確りしたつくりの信頼性の高いパーツですのでよろしくお願いいたします。

 

RCAピンプラグです。

外側のケースはガンメタリック色でネジこみ式です。外ケースネジ込むことにより、アンプからはずれにくくなります。

 

スピーカーボックス用の大きめなスピーカー端子です。直径4㎜の太いケーブルもご使用可能です!

分解したところです。

 

メトロゴン・レプリカの第2製作ロットとして、現在までの進捗を ご報告いたします。

バッフル板を立てて天板を接着剤と木ネジで強固に取付ました。

残りの工程としては、リフレクター板の取付、レッグの取付、塗装・仕上げ等が残っています。

 

リフレター板を取り付けていない状態です。

右チャンネル

右上がダクトです。

底板は、一部に板を貼っていますので、その部分は、厚さが1インチ(25.4㎜)あります。

ルーバーの溝とサランネットの溝を彫っています。

天板の裏側です。ルーバーの溝と側板の溝を彫っています。

側板を溝に差し込み、接着剤と木ネジで強固に組みあげます。