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当社のリファレンススピーカーとして使用してきましたJBL LE8-1のボックスを製作することになりましたので、その製作過程を何回かに分けてレポートしたいと思います。
一から製作するのではなく、以前に製作していたボックスを利用して、JBL LE8-1が良く鳴る箱を作ろうと考えています。
最終的には、JBL モニター調の外観、つまりあの独特ブルーのバッフルに、ウォルナットの突き板でオイル仕上げが、目標です。
ベースとなる箱は、3年前に建材用の12.7ミリ米松合板を2枚重ねにして、25.4ミリ厚の板で製作した小型のボックスです。
建材の余り物ですから、節が多く汚れています。しかし、オール米松合板ですので 良い音が期待できそうです。
写真は、今回の製作プロジェクトのベースとなる箱です。オール米松合板 25ミリ厚で非常に強固なボックスです。
この余りキレイではないこの箱が、どのように変身するかご期待下さい。
これは、JBL LE8-1 です。色は違いますが、どちらも同じです。エッジが劣化していて交換が必要です。
近いうちに交換のレポートも行います。
”大人には聞こえない音”という動画がありましたので見てから 聴力の判定をしました。
これは、モスキート音という高周波の音を聞かせ、周波数を段階的に高くして、どこまで聞こえるか、という実験動画です。
因みに、
60歳台は、10,000ヘルツまで聞こえる。
50歳台は、12,000ヘルツまで聞こえる。
40歳台は、14,000ヘルツまで聞こえる。
30歳台は、15,000ヘルツまで聞こえる。
20歳台は、16,000ヘルツまで聞こえる。
10歳台は、18,000ヘルツまで聞こえる。
10歳未満は、20,000ヘルツまで聞こえる。というものでした。
私は50歳代後半ですが、14,000ヘルツまで聞こえたので聴力は、40歳代と言うことですが、20,000ヘルツまで聞こえると思っていたので少し残念な結果でした。
この実験が適正確かめるために、娘(20歳台前半)にもやってもらいましたが、年齢並みの結果でしたので、適正な実験なのでしょう。
さてスーパーツィターなどは、60,000ヘルツまで伸びているものがありますが、この実験結果から年配の人にはスーパーツィターなど、不要でしょうか。
いえそんなことはありません。本当は超高周波は、聞こえてないかも知れませんが、オーディオ機器の再生音には、大きく影響しています。
皆様のお耳年齢は、何歳台でしょうか。
お客様のご要望で直径45ミリの小さい紙製のダストキャップを納品いたしました。
ちょうどご希望のサイズのダストキャップの取扱がありませんので、やや大きいものをカットしました。
じつは、大きいダストキャップから切り出せば良いというものではありません。
小さいダストキャップは、小さい也に出っ張りがあるので、大きいものから小さい口径のダストキャップを切り出せば、平たく不自然なダストキャップが出来上がります。
ですからそうならないために、出っ張りの大きいダストキャップから切り出すことが肝要です。
写真は、#DCP2200(左) から直径45ミリの小さいダストキャップ(右)を切り取ったところです。
アルミダストキャップと専用接着剤のセット販売を予定しています。
JBL D130用のアルミダストキャップ#DCA4100とダストキャップ接着専用瞬間接着剤#GA380(硬化促進剤のアクセレーターが必要なため セットに含まれます。) 価格は、3,800円 です。(単品購入よりも150円お得です。)
JBL LE8T用のアルミダストキャップ#DCA2100とダストキャップ接着専用瞬間接着剤#GA380のセットです。
上記の#DCA 4100と接着剤の内容は同じなので、詳細データは省略しています。
価格は、3,800円です。 (単品購入よりも180円お得です。)
現在、スピーカーパーツ組立用専用 瞬間接着剤 4種類セットで販売しています。
お客様のご要望で今後ばら売りもいたします。
#GA380は、ダストキャップ取り付け専用です。
ダストキャップの取り付けは、よく見える部分ですので、仕上がりが重要になります。
この#GA380は、少し練習して本番に臨めば比較的美しく仕上がります。
#GA422は、汎用の接着剤です。
ダンパーとマグネット、ダンパーとボイスコイル、ボイスコイルとコーン紙の接着に使用します。
GA#410は、高粘度の瞬間接着剤です。
ボイスコイルから引き出したリード線のコーン紙への固定に使用します。
この3種類は、いずれもアクセレーター(硬化促進剤)の塗布後10秒以内の噴霧が必要です。
ばら売りの場合も、各接着剤とアクセレーターは、セットで販売になります。
JBL D130用の新コーン紙(#D130LW)が入荷しましたので、お知らせいたします。
このコーン紙は、従来の物(#D130)より薄く軽量で、よりオリジナルに近いものです。
まだ、スピーカーに実装して音出ししたわけではありませんので、詳しいレポートは、後日報告いたします。
従来のコーン紙は、重量が約26グラムありまして、フィックスドエッジは、腰があり エージングが長時間かかる傾向がありました。
今回入荷したコーン紙は、重量が約20グラムで全体的に薄めに出来ています。
サイズは、殆ど同じです。フィックスドエッジは、柔らかめで、エージングは、短めですみそうです。
コーン紙がより薄く軽いのでD130特有の反応の速い、くっきりとした中低音が期待できそうです。
新着コーン紙のデータシートです。
従来のコーン紙のデータシートです。
どちらも同じに見えますが、右が新コーン紙(#D130LW)で、左が従来のコーン紙(#D130)です。外観上では、両者は、殆ど同じです。今後は、両者のコーン紙を選択制にして販売いたします。
10年以上前に、中古でこのマキタの30センチマイターソーを購入して使ってます。
丸鋸の歯は、交換しましたが、故障もなく使用しています。
機械のシールを見ると1995年製造です。ガレージ建設では、大いに役立ちました。
手挽き鋸では、不可能な切断が正確に簡単に行える優れものです。
しかも直径30センチの鋸歯ですので、少々の太い木でも余裕を持って切れます。
現在の同型機は、レーザー等が付いて使いやすいようですが、まだまだ使用できます。
当初、マキタの108歯のチップソーが付属していました。
延床面積100㎡の建物の構造材のカットをマキタの108歯のチップソーで行いましたが本当によく切れる鋸歯でした。
そして、約3年前にフォレストの96歯のチップソーに交換して現在まで使用しています。
フォレストのチップソーは、高価ですが、これも本当に良く切れます。
バターに熱したナイフを入れるような感触で硬い木材も切れます。
フォレストの宣伝では、通常のチップソーと比較して3倍の寿命があると豪語しているのも頷けます。
鋸全体が精密に製造されていて高級品という感じがして、使い捨てには出来ないと思います。
フォレスト社も切れなくなった場合は、再研磨するというサービスをセールストークに使用しています。
マキタの30センチマイターソー
フォレストの96歯のチップソー(見え難いのですが、フォレストの文字が見えます。)
マキタの30センチマイターソーでカットした木材
同じくマキタの30センチマイターソーでカットしたテーブル用の足
JBLは、15インチ口径(38センチ)のユニットが主流ですが、アルテックには、15インチと16インチ(40センチ)フレームが存在します。
ちなみにTADも16インチフレームです。
515で説明いたしますと 515((A)以下ABCと続くので(A)をつけて表示しているが、本来は、Aは付号していない。)と515Bまでは、15インチ口径です。
515C、515E,515-8G/16G、515-8GHPは、16インチ口径です。
さて、このガスケット#GFS 1530は、写真のとおり、38センチ用より幅広で16インチ口径(40センチ)に適合します。
片側で8個セットです。詳細データは、以下の通りです。
アルテック515B用のコーン紙を下向きにしてエッジに#GFS1530 を8個を配置してみたところです。ジャストフィットしています。
細部の写真です。
いま、テーブルソー用のアウトフィードテーブル(長尺物を縦挽きしたときに役立つ落下防止のテーブル)と組み立てテーブルを作成しています。
これらのテーブルがないと木工をするにしても、作業効率が悪いのでまず一番に作ろうとしています。
基本的にテーブルの盤面は、合板とMDF(ミディアム・デンシー・ファイバーボード)です。
足は、木材の削り出しです。その足ですが、正確に直方体を作ることは、簡単と思えますが、機械が無いと実は難しいのです。
手作業で行う方もいますが、断面を正確に直角を出すのは、私には、困難でした。
手押し鉋と自動鉋は、この2台の作業の組合せで短時間で簡単に出来るので、感激しました。
1 直方体の長い面を手押し鉋で平面を作ります。
2 自動鉋で1で作った平面の対面を削り取ります。これで2面が平行です。
3 作業していない3番目の面を手押し鉋で削ります。このときフェンスに1で作った面を押し当て削ります。
これで2面が平行、1面が平行面に対して直交になります。
4 最後に、残った面を自動鉋で削り取ると、直方体が完成します。
上4本は、アウトフィーダーテーブルの足、下4本は組み立てテーブルの足です。正確に直角が出ています。また、大きさも同サイズです。明日からテーブル組み立てに入ります。
手押し鉋は、平面出しが簡単に出来ます。また、その出した平面をフェンスに押し当て削ると直角面だ簡単に出来ます。
自動鉋は、シックネスプレナーとも呼ばれ、木材の厚さを一定に削り取ることが可能です。
先日、お客様からJBL LE8T用エッジを購入したが、装着してみると少し小さいとのご指摘がありました。
在庫品をLE8Tに取り付けて確認しましたが、少し小さく製造されているようです。
エッジ外周の直径が、約2㎜小さいと思います。エッジの外周がフレームの内側の渕まで達していません。
LE8Tでは、フレームの内側の渕のところで、ビニールのガスケットでエッジ外側を押さえつけますので、エッジの外周は、フレーム
の内側の渕まで達していた方が良いです。
写真のように円周に沿って優しく引っ張ってください。(くれぐれも、一箇所だけ伸ばすことはしないで下さい。
伸ばし過ぎると切れたり、緩くなって戻りません。全体的に均一に伸ばしてください。
引っ張って伸ばしたあとは、このようにジャストフィットいたします。エッジの外周は、フレームの内側の渕まで達しています。
このテクニックは、他の機種のウレタンエッジにも適用できます。
D130用のリコーンキットのパーツデータを更新いたしました。
一昨日、お知らせしましたようにDCRデータが誤っていましたので、ボイスコイルのデータを正しいものに変えて表示しています。
実はこのパーツデータは、数年前から作成して商品販売ページで表示していますが、日々更新しています。
その理由としては、各パーツの製造ロットによってサイズや、材質が変わることが多いので、商品情報をお客様に正確に伝えるために更新しています。
お客様が、当店からパーツをご購入されて、こんなはずじゃなかったと失望させたくありませんので、 商品情報は、正確にお伝えすることをいつも心がけています。
D130のリコーンキットの各パーツデータです。商品販売ページにも同じものを表示しています。
前から気になっていたアプローチのアーバーを撤去しました。
このアーバーは、大分県産杉を使用して2000年頃に設置したものです。
水に強い杉とはいえ、12年間の天候にさらされて腐食してきていました。
家の出入りには、必ず通るアーバーなので、風水上も良くないと前から思っていました。
今日思い切って撤去しました。撤去したあとは、開放感がアプローチに感じられスッキリしました。
アーバー:英和辞典によれば、門と言う意味ではなく、木陰または、日よけの場所という意味です。
撤去前 アーバーの下をくぐって左奥が玄関です。4本柱のうえの部分が腐っています。
撤去後 スッキリしました。同じ頃に作った波型のフェンスは、WRC(ウエスタンレッドシダー)製でペンキはムラになっていますが
まだ、確りしています。
お各様からのご指摘でボイスコイルのDCR(直流抵抗)が高めに表示されていることが分かりました。
ボイスコイルにつきましては、メーカーのカタログデータと実測データを併記して商品説明しています。
ボイスコイルのDCRにつきましては、テスターで計測して表示していました。
確認しましたところテスターの電池切れで抵抗の数値が多めに表示されていました。
誤った情報を提供してしまい申し訳ありませんでした。
大雑把に申し上げますと、当社販売のボイスコイルは、8Ω仕様ですと、DCRは、約5Ωです。(約6~7Ωで表示していました。)
また、16Ω仕様ですと、DCRは、約10Ωです。(約12~16Ωで表示していました。)
すべての在庫のボイスコイルを計測いたしました。
順次DCRのデータを訂正いたしますのでよろしくお願いいたします。
今日は、初めて手押し鉋を使いました。
テーブルソーのアウトフィードテーブル用のレッグを製作するために使用しました。
今後は、家具やスピーカーボックスの製作になりますので正確な平面が求められますので、手押し鉋を導入いたしました。
手押し鉋の全貌です。
鋳物の細長いテーブルが前後に2枚あり、その中間の高速回転する歯で木材を削ります。
木材を削っているところです。中央の赤いカバーは安全のためにあります。カバーの下は、高速回転している歯です。使い方を誤る非常に危険な機械です。
機械に心臓部スパイラルカッターです。カッターは、円筒形で長さが30センチあります。
スパイラルカッターの拡大写真です。14ミリ四方の歯が、スパイラル状に60個配置されています。通常は、一本のナイフですが、
このスパイラルカッターの場合、切れなくなると90度回転させて歯を新しく出来ます。つまり1個の歯について4回交換出来ることに
なります。また、騒音が小さいのもスパイラルカッターの利点です。
木はこのように切削されます。
初めて使用してみましたが、部材の平面出しが、楽に出来ます。大きい機械なので騒音も割合低く、作業能率が良かったので短時間に作業が完了しました。しかし、削りカスが大量に出て驚きました。これは、機械の切削能力が高いことなので仕方が無いことです。
いつも当社販売のスピーカーエッジをご購入頂きましてありがとうございます。
エッジの選択では、サイズが重要ですが、見落としがちになりますが、コーン紙とエッジの接合方法も重要です。
コーン紙とエッジの接合方法は主に3種類あります。
例えば、サイズ的に適合するアングルアタッチのエッジをフラットアタッチのコーン紙に装着すると エッジにストレスがかかり、寿命も音質も損なう場合があります。
従って、下の図のように適合する接合方法のエッジを選択してください。
なお、アングルアタッチとフラットアタッチに各2種類づつ接合方法がありますが、エッジ交換の際には、オリジナルと同じ接合方法を行ってください。
適合する接合方法は、3種類あると申し上げましたが、取扱商品の約70%は、アングルアタッチ、約25%は、フラットアタッチ、残り約5%がストレートアタッチです。
また、傾向的にJBLはアングルアタッチ、アルテックは、フラットアタッチが主流です。
ボストンアコースティックは、ストレートアタッチです。
これらの接合方法に属さないのがタンノイエッジです。タンノイエッジは、エッジの内側に折り返しがあり独特の形状です。
上記の図は、エッジ早見表の冒頭につけていますので、エッジ選択のご参考にしてください。
アルテック 515(A)用のダストキャップ納品いたしました。
アルテック515(A)をご購入されたお客様のご要望で、ダストキャップに、約18ミリの穴を開けてメッシュを取り付けて納品いたしました。
下の写真の左側が、今回納品した18ミリダクトのダストキャップです。
右側は、通常の29ミリダクトのダストキャップです。
お客様は、515(A)用として小さめのダクトをご希望でした。
515B用コーン紙に18ミリダクトのダストキャップを置いてみました。バランスは悪くないと思います。
また、515B用コーン紙に29ミリダクトのダストキャップを置いてみました。こちらもバランスは悪くないと思います。
下の商品説明は、通常の29ミリダクトのダストキャップですが、開口の大きさは、自由に開けることが出来ますので
ご注文時に当方までお伝え下さい。(カッターの性能のため直径17ミリ以下の穴は開けられません。)
当社のリコーンキットの中で、フィックスドエッジタイプは、以下の4種類を取扱っています。
JBL D130用キット(38センチ口径) ・・・・・・・・・・・・好評販売中
JBL D120用キット(30センチ口径) ・・・・・・・・・・・好評販売中
JBL 150-4C用キット(38センチ口径) ・・・・・・・・・・ショップに展示していませんが在庫あります。
Altec 515A用キット(38センチ口径)・・・・・・・・・・・・好評販売中
オリジナルは、約40年以上前の製品ですから、既に純正の補修パーツは、殆ど入手できません。
当社の販売しているフィックスドタイプのリコーンキットでもオリジナルほどではありませんが貴重です。
今日は、その中から、Altec 515A用(フィックスドエッジ仕様)のキットご紹介をいたします。
リコーンキットの全容です。
コーン紙#5200 です。軽量コーンで、重低音は出ませんが、反応の良い音は期待出来そうなコーン紙です。エッジは、適度な硬さです。
コーン紙の表裏です。ノンコルゲートのストレートコーンです。
ダストキャップ#DCP4124CMです。センターに約30ミリ径のメッシュ孔があります。
暫く在庫切れになっていました以下の商品が入荷いたしましたのでお知らせいたします。
●タンノイ 30センチ用 エッジ
#SF TANNOY 12
http://www.hobbies-n-things.com/product/258
●リコーンキット (25センチ口径)
JBL 2123H 用
http://www.hobbies-n-things.com/product/273
●リコーンキット (30センチ口径)
JBL 2213H 用
JBL LE14用 リコーンキット(ホワイトコーン)を発売開始しました。
ボイスコイルが入荷待ちで発売が遅れていまして申し訳ありません。
以下、コーン紙、ボイスコイル、リコーンキットの写真です。
JBL LE14用 コーン紙 :#JBL 2225-LE14 WH
コーン紙の表面と裏面に白いコーティング(ランサプラスと質感が類似するコーテイングです。)が施されています。
コーティングの量は、約45グラムです。
コーン紙の両面に、コーティングすることで重量を増して低域のレンジを伸ばしています。
コーテイングの表面は、砂のようにザラザラした質感です。
JBL LE14用 ボイスコイル :#1860-8
また、ボイスコイルは、コイルの巻き幅が広いものを採用し広い振幅の再生が可能の設計になっています。
銅リボン線エッジワイズ巻き。コイルの巻き幅は、約20㎜、 重量41グラムで重量級ボイスコイルです。
JBL LE14用 リコーンキット 内容
コーン紙 2枚、ボイスコイル 2個、 ダンパー 2枚、ダストキャップ 2枚、リード線 60㎝、 (この外、センタリングフィルムが 付属しますが、ガスケットは、再利用してください。)
今回の店長日記は、第2回目のオリジナルコーンアッセンブリーとの比較シリーズです。
当社のスピーカーパーツは、メーカーのオリジナル部品ではなく、いわゆるアフターマーケット品(社外品)です。
なるべくオリジナルに近い似た部品を集めてリコーンキットを企画販売しています。
販売する側としては、オリジナルにどれだけ近いのか比較することは、大事な業務です。
今回は、JBL オリジナルのD130のコーンアッセンブリーと当社販売のキット商品を写真で対比してみました。
まず 写真は、JBL D130のオリジナルコーンアッセンブリーです。
D130のコーンとしましては、通常#130-202が入ったものが有名です。しかし、このコーンは、そうではなく、#21057の刻印があります。これがオリジナルかどうかと申しますとこれもオリジナルといえます。次の2点えそう判断しました。ネットを調べたところ#21057もオリジナルとのコメントがあったこと。現在、コーンとユニットは、分離しているが、ユニットの状態からリコーンされたものではないと判断されること。
断線していますのでエッジとダンパを切り取っています。
右が 当社キットのコーンアッセンブリー、左がオリジナルコーンアッセンブリー (オリジナルのほうには、当社販売のエッジを付けて撮影しました。) 両者の重さ(コーンアッセンブリー:コーン紙、ダストキャップ、ボイスコイル、ダンパー、エッジ)を計ってみました。オリジナル36グラムVS当社42グラムでした。オリジナルのほうは、ダンパーとエッジが切り取られていますので3グラムほど重たいと思います。なお、当社販売のコーン紙は全体的にオリジナルより厚く確りしていますので、重さの条件を考慮に入れてもオリジナルよりも2~3グラム重いです。
次にボイスコイルの比較です。両者のコイル巻き線の幅、コイルの厚みは殆ど同じです。
ちなみにボイスコイル巻き幅 は、オリジナル7.9㎜VS当社 7.5㎜でした。
相違点は、ボビン(コイルの巻き型)の材質です。
当社VCは、カプトンという熱に強く変形しない、軽量な材質です。
オリジナルのほうは、材質不明ですが、軽量で熱に強い材質のようです。。
VC背丈は、、オリジナル21.3㎜VS当社23.0㎜でした。
ダストキャップの直径は、オリジナル103.2㎜VS当社103.8㎜でした。最近製造ロットが変わって、サイズが小さくなりまして
ほぼオリジナルと同サイズになりました。
オリジナルボイスコイルです。アルミリボン線エッジワイズ巻きです。
当社販売のボイスコイルです。ボビンはカプトン製です。こちらもアルミリボン線エッジワイズ巻きです。放熱孔の数もオリジナルと殆ど同じです。
オリジナルのコーン紙を表から撮影いたしました。フィックスドエッジには、ビスコロイドが塗布されています。アルミダストキャップは、傷ついていますが、輝きを押さえたアルミです。
当社販売のコーン紙です。コーン紙の色調につきましてオリジナルは、約40年前の物ですから、汚れて劣化しています。一方当社の方は、黒っぽい色調です。
オリジナルのコーン紙を裏から撮影いたしました。
当社販売のコーン紙(裏面)です。
以上 オリジナルVS 当社キットで写真による比較をして見ました。
当社販売のコーン紙につきましては、製造ロットによって厚さや色が多少変わります。
残念ながら輸入品ではよくあることです。
最後にまとめとして、40年~50年前のヴィンテージ物を再現しています。個々のパーツは、少しづつ
相違点がありますが、オリジナルパーツの供給が殆ど無い現状を考慮すると、当社のリコーンキットも
善戦しているのではないかと思います。
如何でしょうか