店長&スタッフ日記

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現在、リスニングルームには、D55 エベレスト レプリカが置いてあります。 

仕事が忙しく、ツィーター無しで聴いていましたが、やっと取り付けできました。

塗装も完了して、部屋に溶け込んでいます。 塗装前と塗装後をご覧ください。

 

塗装前

 

ボックスは、約90% 米松合板・米松材を使用。  ウーハー容積 200リットル

 

 

塗装後

一部ウォルナット 突板 ・ ワトコオイル 仕上げ。一部 艶消し黒 塗装。

米松合板の木目を見えなくする作業に手間がかかりました。

 

 

インナーホーンとアウターホーンの取り付けが終了して、ボックスが重くがっちりしてきました。

アウターホーンがついていない状態では、 板材が大きいため頼りない状態でしたが、アウターホーンを取り付けると、60キロ以上になりますので、動かすのに一苦労になります。

細かいパーツの取り付けがありますが、インナーホーンの壁と、天板を取り付ければ、一応箱になります。

そろそろ、前足の材料も調達しています。

突板に合わせてブラックウォルナットのブロックを入手しました。

年輪を見ると、相当な巨木であることが想像されます。加工・削り出しが楽しみです。

 

底面に部品を取り付けていますので、箱を倒しています。パラゴンが2重構造であることがわかる写真です。

年輪の木目がほぼ直線です。ということは、相当大きい巨木です。

 

リフレクター板の曲げ工程も完了しましたので、組立再開しました。

 

左右のウーハーバッフルとインナーホーンです。底板にパーツを取り付けていますので、ボックスを横倒ししています。

工房内は、パラゴンボックスで満杯です。

右ボックスのフロント部分です。

右ボックスのインナーホーンとアウターホーンです。

JBL 130系(D130,130A,2220等 フェライトモデル含む)の互換パーツは多彩です。

JBL 130系 の互換性があるパーツを集めてみました。

コーン紙:#JBL D130,#JBL 2220 

ボイスコイル:#1808-8 ALUMINUM,#1808-8 KAPTON,#1808-8 KRAFT,#1810-8(16)

ダストキャップ:#DCA4100,#DCP4310   

ダンパー:#FS7000C, #6975B, 

ガスケット:#GXS1560, #GRS1520, #GPS 1502, 

 

これだけ種類がありまして、96種類の組合せが可能です。

年末からお正月にかけて晴天が続きしかも、気温がこの時期にしては高いので、制作が捗っています。

年末から板曲げを毎日行っています。 リフレクター板は、高さ70センチX幅165センチ(平面状態で) でかなり広いものです。

1.16平方メートルです。

3枚の薄板を貼り付けて 制作しますので、一つのリフレクター板を制作する場合、4.64平方メートルも糊付けする計算になります。

なんと 3キロの白ボンドをほとんど使い切ります。

面積が広いので接着剤の使用量も多いのです。

気温が高く乾燥しているので、効率的に接着が出来ています。

 

インナーホーンの外壁を取り付けて、天板を取り付ければ、かなりパラゴンらしくなります。

 

オークションに現在”JBL D44000 C44 PARAGON パラゴン 最初期中の最初期 39番 ”というタイトルで出品されています。

是非ご覧ください。

米松合板仕様のパラゴンが存在することは、知っていましたが、写真をみて非常に参考になりました。

最高クラスのパラゴンでその形状の美しさにうっとりです。

その後に制作されたパーチクル仕様モデルとやはり少し違うのです。

例えば、前足の形状が異なります。どちらかといえば、細いようです。

後期モデルになるにしたがって太いくたくましくなっていったように思います。

この違いは、実際に削った職人でない一見しただけでは、わからないと思います。

ほんの1~2ミリの太さの違いです。また、JBLの職人さんが入れ替わったので形状も変化しています。

私の制作しているパラゴン レプリカは、1958年の最初に市販された設計図を基に制作していますので、この前足部分も細身です。

前足を見るだけでも制作時期が判明すると思います。

 

 

補修用 リード線につきまして、従来太いリード線(LW2)、細いリード線(LW1) の2種類のみでしたが、

今回3種類の新製品が加わって全5種類に充実しました。

 

★LW 3 ハイパワー用で太いです。 被膜付です。

★ LW 4 ハイパワー用で

★ LW 6  ツィーター用リード線です。 一番細いリード線です。

★ LW 1 20センチ口径以下のスピーカー用です。

★LW 2 口径20~38センチ用のリード線です。

パラゴンには、3箇所の板曲げがあります。 

まず、正面に見える大きなリフレクター板です。

次にその裏にあるインナーホーンの内壁です。

最後に低音ホーンの出口であるアウターホーンの部分です。

今回は、アウターホーンのアッセンブリーを板曲げして制作しました。

 

オリジナルのパラゴンを見ると、アウターホーンの内側・外側ともに表面が滑らかに仕上げされています。

それをお手本に、滑らかに仕上げるために、パテを施しています。

バッフル板も慎重に設置しました。

 

DD55000 エベレスト レプリカを部屋に搬入しました。

10月上旬に屋根のある屋外に出して塗装等の仕上げを行ってきました。

やっと 突板貼りと塗装が完了しましたので、部屋に搬入できました。

屋根があるといっても気温や湿度が、仕上げ作業に大変厳しいので苦労しました。

これからは、楽しみなユニット取り付けです。

早く音出しがしたいものです。

 

前面は、艶消し黒で、後面は、ウォルナットの厚突板仕上げです。 突板は、まだ無着色です。

 

D55 エベレストレプリカの塗装仕上げに手間取りなかなか日記を更新できませんでした。

最近やっとパラゴン レプリカの 第2ロット の組立始めることができました。

 

パーツを各ボックスに振り分けしたところです。

まずセンターの仕切り板を底板に取り付けしました。

 

ソニー ハードディスクオーディオプレーヤー HAP-Z1ES 導入いたしました。

使用し始めて、2日です。購入してほんとに良かったです。

CDドライブから本機にリッピングしたものを聴いています。

この場合は、ハイレゾ音源と言えませんが、どのCD音源も本当に、

約30%増しくらいに音質が良くなったようです。

もっと早い時期に購入すればよかったです。

 

 

 木工技術の程度はさて置いて、最高の道具で制作することをモットーにしている私です。

以前から使ってみたかったリー ニールセン のノミを買ってみました。

1本が1万円前後する 高級品ですが、手に取ってみるとさすがと思わせる仕上がりです。

明日からの制作で使用するのが楽しみです。

 

りーニールセンの製品は、このような箱に収められて紙で丁寧に包装されています。

この包装を、取り去って憧れの製品を見る時が感激します。

幅25ミリと12ミリの2本のノミを購入しました。木製のハンドル部分は、アイアンウッドという堅い木です。

金属部分は、精密に削られています。使わなくても、非常に品質が高いことが良くわかります。

新製品のお知らせ リード線 3種のご紹介です。

今まで、リード線は、2種類しか取り扱っていませんでしたが、新たに3種類のリード線が入荷いたしました。

#LW3・・・ハイパワー用、2.06ミリ直径

#LW6・・・ハイパワー用、1.93ミリ直径 シリコンで絶縁している 

#LW7・・・ツイーター用、0.91ミリ直径  

上から LW3、LW7、LW6

今回製作するパラゴン レプリカに使用するウォルナット材の突板を試験的に貼ってみました。

初めて使用厚突板(0.55㎜厚)ですので、上手く貼れるか試験してみたのです。

厚いので、木の歪やねじれガあるのですが、特にその心配はないようです。

この突板は、厚い部類で、貼った感じは、ソリッドに見えます。

 

貼ったパーツは、フロントの縦のパーツです。平面にキレイに貼れました。

今日は、突板の販売業者に行って来ました。

そこで、厚さ.55ミリで裏に和紙を張るということで、注文することにしました。

.55ミリ厚は、突板としては、厚物になりますので、良いものができるのではないかと思います。

 

こちらが、第二製造ロットで使用するウォルナット材の板目突板です。

こちらは、今後使用するかもしれないアフリカンマホガニー材の正目突板です。

第二製造分のパーツの切り出しや、突板や、ホーン、金属部品他の手配を行っています。

オリジナルのパラゴンも製作年度によって、仕様が違うらしいのですが、あまり外見上差異は分かりません。

裏蓋や、使用されているユニットで違いは分かるのですが、本体の形状の差異は、殆ど区別がつきません。

私の持っている新旧設計図では、明らかに形状が異なるパーツが散見されます。

それが組みあがると、外観の差異は殆ど無いのです。

パーツのサイズも、新旧で異なります。

当時の設計者は、旧設計図で製作が困難なパーツは、製作を簡素化する目的で設計図を変更したようです。

明らかに新設計図の方が、パーツが簡素化されています。

しかし、オリジナリティーは、旧設計図の方がありますので、私の製作しているパラゴンレプリカは、旧設計図を忠実に再現してい

ます。

 

例を2つご紹介します。

 

底板の取付ける小部品ですが、旧設計図では、断面が6角形です。

新設計図では、断面が3角形です。

次に、ホーン内部に入れるスペーサーです。旧設計図では、変形四角です。

新設計図では、製作し易い平行四辺形です。

第二製造ロットの突板サンプルを入手しました。今回製作分は、ウォルナット材の突板(板目)を使用する予定です。

まだ、業者と交渉中で、最終品のサンプルではありません。なるべく確りした厚い突板(0.5〜0.7㍉)を使用したと思って

います。

 

この突板は一見問題ないように見えますが、欠点があります。わかりますか?

 

それは、木目です。細い突板を数本貼って1枚の大きな突板にしているのですが、通常は、ブックマッチ

(左右対称になるように配置すること)して貼っていないので、木目が調和していないのです。

木目自体は、正にウォルナット材の特長が良く出ているのですが残念な突板です。

 

 

JBL LE14用のリコーンキットが入荷しましたので紹介いたします。

コーン紙は、表裏に白いコーティング剤が塗布されています。そのためコーン紙の重量が増して

約70gあり、低域を伸ばしています。

重いコーン紙に組み合わせるボイスコイルも、重量級です。巻き幅が、19ミリもあります。銅リボン線エッジワイズ

巻きです。